北陸先端科学技術大学院大学とCellestによる産学連携ワークショップ実施

北陸先端科学技術大学院大学とCellestによる産学連携ワークショップ実施

株式会社Cellestと北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)は、ライブコマースの知識構造化を目的とした産学連携プロジェクトの一環として、2025年3月25日と26日に第1回ワークショップを開催した。ライブコマースの現場見学や中国先進事例の情報交換を通じ、日本市場への最適化を模索する取り組みが本格化している。

ライブコマース知識構造化に向けた共同研究

本プロジェクトは、消費者の購買心理や配信者のトークスキル、商品カテゴリーの選定など、ライブコマースにおける重要要素の整理と知識の構造化を進めるもの。中国のライブコマース先進モデルと日本市場の比較を通じて、日本独自の最適解を探ることが狙いだ。Cellestは2017年から蓄積した国内事例や実践知を、JAISTは国外の最新研究や比較分析を提供。得られた知見は、実際の事業や業界全体へのフィードバックを見据えている。

産学連携の図解CellestとJAISTの情報交換・連携の流れを示したインフォグラフィック。

現場見学と情報交換を通じた実践的カリキュラム

ワークショップ1日目はCellest所属のライブコマーサー「アヒルのライブマーケット」の配信現場を見学。最新機材を活用した配信オペレーションや、画面外でのスタッフワーク、配信者との連携を実地で解説した。2日目は「ぞうねこちゃんねる」による早朝配信を視察し、異なる配信体制・時間帯での業務フローや課題を共有した。

配信現場の視察参加者が配信スタジオを視察し、配信の様子を観察しているシーン。

中国最新事例との比較とノウハウ共有

情報交換会では、JAISTが中国ライブコマース業界の最新動向を解説。Cellestは国内におけるノウハウや実践例を紹介し、配信現場の業務や企画手法、ライブコマーサーのスキルといった具体的テーマについて意見交換が行われた。得られた内容はCellest全社員にもオンライン公開され、組織的な知識共有と業界活性化にもつなげている。

国内トップライブコマーサーが協力

ワークショップには、1配信で最大4万人の視聴者を集める「アヒルのライブマーケット」や、月間売上2億円超の「ぞうねこちゃんねる」といった国内トップクラスのライブコマーサーが協力。多様な商品ジャンルや配信手法を持つ彼らの現場を体験することで、理論と実践を融合した高度な知識体系化が進められている。

今後の展望と日本市場への影響

今後も両者は産学連携を強化し、ライブコマースのノウハウ蓄積や知識構造化、社会との関わり創出を推進。国内市場に即した新たな成功モデルの確立と、業界全体の発展に貢献することを目指している。

日本型ライブコマース発展への布石

本連携プロジェクトは中国先行事例の知見と国内トップ配信者の実践ノウハウを組み合わせることで、日本市場に適したライブコマースの知識体系化と運用モデルの確立を狙う。産学連携による科学的・実践的な研究が、国内EC業界への波及効果と新たな市場成長を牽引する可能性が高い。

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