中国大手複数モールによるオフライン展示会拡大と日本市場への影響
中国大手ECモールが日本で同時にオフライン展示会を開催
株式会社オークファンは、中国の大手モールである義烏マーケットおよびアリババ1688と連携し、オフライン展示会「日本義烏セレクション」「アリババ1688セレクション」を大阪で同時開催した。両展示会の会場はオークファン子会社が運営し、日本バイヤーが中国商品を実物で確認し、直接仕入れできる環境を整える。
日本市場における中国・台湾企業の実物展示が加速
今回の展示会では、義烏マーケット、アリババ1688に加え、近日中に台湾企業ViewECグループの展示も追加予定であり、中華圏全体の商品を一堂に集める体制が進行中である。バイヤーにとっては言語や商習慣の壁、現地ネットワークの課題を緩和し、効率的な仕入れが現地に行かず実現できる。
日本と中国間の貿易や展示会連携の流れ
ライブコマース普及と展示会の役割強化
近年、TikTok Shopなどライブコマースの普及により、サンプル商品をライブ配信するニーズが拡大。展示会場にはライブ配信スタジオも設置され、バイヤーやライバーが即時に商品紹介を行う環境を提供。これにより、オンラインとオフラインを融合した新たな購買体験が創出されている。
義烏マーケット・アリババ1688・ViewECの日本進出戦略
義烏マーケットは7万5,000社以上のサプライヤーが出店する世界最大級の卸売市場で、2024年3月には日本初の公式展示会も東京で開催。アリババ1688は日本のNETSEAとAPI連携し、オンライン仕入れの利便性とオフラインでの実物確認機会を同時に提供する。台湾のViewECグループはOMO(オンラインとオフライン統合)モデルを導入し、2,500社超の企業の国際展開を支援している。
浙江中国小商品城集团股份有限公司 副総経理 杨旸(ヤン ヤン)氏
アリババグループ1688事業部 越境業務部 日本チームリーダー 黄国斌 氏
台湾行政院政務顧問・ViewECグループ代表取締役 郭 雨新(カク ウシン)氏
展示会の基本情報と対象者
- 会場:大阪市中央区船場中央2丁目3-6 船場センタービル5号館 北通り地上2階
- 開催日:毎月計5日間(詳細は公式HP参照)
- 対象:日本国内の法人・個人事業主バイヤー、SNS配信ライバー
- 事前申込み不要、直接来場可能
今後の事業展開とライブコマース強化
オークファングループは今後、検品・物流サービスの強化やライブコマース向け商品の拡充、大手向けOEM商談会など販路拡大も推進。展示会を軸にしたリアルとオンラインの連携が、日中・台湾企業の日本進出加速と日本バイヤーの調達力向上に寄与する見通しだ。
リアル展示会による中華圏商品の流通革新
中国・台湾大手モールの実物展示会が日本で同時開催されることで、バイヤーは現地渡航せずに多様な商品を比較・仕入れ可能となり、日中間の貿易・ライブコマース市場の拡大が加速する。OMO型展示会は、日本の卸・仕入れ文化やライブ配信の新潮流に合わせた新たな商流創出の起爆剤となりうる。