「itsumoカンファレンス 2026 AUTUMN」閉幕、EC市場の変化の先を見据え8セッション展開
AI時代の購買行動シフトとマルチチャネル戦略を議論
株式会社いつもは2026年9月8日、東京都千代田区で「itsumoカンファレンス 2026 AUTUMN」を開催した。会場参加とオンライン配信を併用し、EC事業者やマーケティング担当者らが集結。全8セッションを通じて、AI技術の浸透による購買行動の変化や、Amazon・TikTok Shopなど多チャネル対応の最前線が共有された。
会場参加とオンライン配信で行われたitsumoカンファレンスのセッション風景
基調講演で示された次世代データ基盤の重要性
基調講演では、検索から生成AIへの購買行動シフトとタッチポイントの複雑化に対応するため、次世代データ基盤の構築とフルファネルEC戦略が提言された。参加者の半数以上が「AI検索シフト」や「フルファネル戦略」を最重要トピックとして挙げるなど、関心の高さが顕著だった。
注目されたChatGPT広告とデータ分析ソリューション
特に注目を集めたのは、日本上陸間近とされる「ChatGPT広告」の初期検証セッションだ。アンケートでも最も関心が高いトピックとなり、検索から「相談」への購買行動変革に対応する広告手法として期待を集めた。また、Amazon Marketing Cloud(AMC)を活用したLTV可視化や、Pacvueの新ソリューション「Prism」による複数チャネル横断分析も支持された。
TikTok Shop戦略と物流最適化の成果
TikTok Shop関連セッションでは、24時間ライブ配信によるGMV拡大手法と、物流コスト最大40%・処理工数90%削減を実現した自動化ロジックが紹介された。EC事業者にとって、新興チャネルへの参入と運用効率化の両立が具体的な事例として提示された。
AIとデータ統合がEC戦略の中核に
本カンファレンスを通じて、EC市場ではAIシフトとマルチチャネルデータ統合が成長の鍵であることが明確になった。特にChatGPT広告やAMC活用への関心の高さは、従来の検索広告依存から脱却し、データ駆動型の意思決定へと軸足を移す業界全体の動きを反映している。物流最適化の具体的な数字も、効率化が競争優位に直結する時代であることを示唆する。