かならぼ、MUSCAT GROUP参画後にEC売上急拡大、直近3カ月の月平均は参画直後の約2.8倍に

かならぼ、MUSCAT GROUP参画後にEC売上急拡大、直近3カ月の月平均は参画直後の約2.8倍に

株式会社MUSCAT GROUPの連結子会社であるかならぼは、2025年10月末のグループ参画以降、EC事業の売上を急拡大させている。直近3カ月(2026年7月〜9月)のEC売上月平均は、参画直後の3カ月(2025年11月〜2026年1月)と比較して約2.8倍に達した。

グループ参画後の体制強化が成長を加速

かならぼはこれまでドラッグストアやバラエティショップなど実店舗販売が中心だった。グループ参画後は、MUSCAT GROUPがオーラル美容ブランド「MiiS」などで培ったECノウハウを活用。グループ会社のWinCとECマーケティングチームを統合し、新たな運用体制を構築した。

販路が5チャネルに分散、収益構造が安定化

参画直後は楽天市場と公式ECで売上の約9割を占めていたが、直近3カ月ではQoo10とAmazonが約3分の1を占めるまでに成長。これにより5チャネルに分散した安定的な収益構造へと転換しつつある。各チャネルの月平均売上伸び率と構成比の推移は以下の通り。

  • 楽天市場:約2.1倍(構成比54%→40%)
  • 公式EC:約2.0倍(構成比35%→25%)
  • Qoo10:約7.9倍(構成比8%→22%)
  • Amazon:新規参入で構成比0%→12%
  • TikTok Shop:構成比3%→1%、EC合計は約2.8倍

各チャネルの動向と成長要因

楽天市場と公式ECは堅調に推移

楽天市場は最大チャネルとして継続的に売上を伸ばし、2026年7月の月間売上は集計期間中で最高を記録。公式ECも3月と7月のキャンペーンが奏功し、安定した基盤を維持している。

Qoo10とAmazonの急成長

Qoo10はプラットフォームの大型イベント「メガ割」に合わせた販促を展開し、3月、6月、9月に売上を大きく伸ばした。2026年9月の月間売上は同チャネルで過去最高。Amazonは2026年1月に販売を開始し、広告運用の最適化により7月の月間売上が2月の約10倍に拡大した。

今後の展望

かならぼは今後、MUSCAT GROUPの強みであるSNSマーケティングとデータ活用を生かし、各ブランドの認知拡大とファン創出を加速。EC5チャネルの特性に合わせた施策を強化するとともに、実店舗との相乗効果を高め、さらなる成長を目指す。

チャネル分散がもたらす安定成長

かならぼの事例は、グループのECノウハウを横展開することで、既存の実店舗中心の企業が短期間でEC販路を多様化し、収益の安定化を実現できることを示している。特にQoo10やAmazonへの進出で特定チャネル依存から脱却しつつある点は、今後のEC事業拡大において参考になる戦略である。

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