レビュー活用実態調査に見る消費者購買行動への影響

レビュー活用実態調査に見る消費者購買行動への影響

消費者の8割が購入前にレビューを参考

創作品モールあるるが実施した調査によると、全国の20代から90代の男女300名のうち約8割が商品購入時にレビューを参考にしていることが判明した。とくに「毎回参考にする」「時々参考にする」と回答した割合は66%に達し、レビューの存在が購買行動に不可欠な情報源となっている。

レビュー参考割合円グラフ商品購入時にレビューをどの程度参考にするかを示した円グラフです。

家電や日用品など「失敗したくない」商品でレビュー依存強まる

レビューを特に参考にする商品カテゴリとして、家電・ガジェット(77%)、日用品・生活雑貨(57%)、ファッション・服飾品(50%)が上位に挙げられた。これらは「使ってみないと分からない」特性を持つジャンルであり、消費者が失敗リスクを減らすために他者の体験情報を重視していることがうかがえる。

カテゴリ別レビュー参考率商品カテゴリごとにレビューを参考にする割合を示したグラフです。

約6割がレビュー内容に左右されると回答

購入意思決定にレビューがどの程度影響するかという設問では、「非常に影響する」8%、「ある程度影響する」56%と、合計64%がレビュー内容に購買行動を左右されると答えた。レビューは単なる参考情報を超え、購入の可否を決定づける重要な要素となっている。

レビュー影響度円グラフレビューが購入意思決定にどの程度影響するかを示した円グラフです。

85%超がネガティブレビューも確認 購入抑止のトリガーに

ポジティブレビューとネガティブレビューのどちらを重視するかについては、「ネガティブレビュー(失敗談)」31%、「どちらも同じくらい見る」54%となり、85%以上の消費者が“失敗談”にも注目している。さらに、「レビューを見て購入をやめた経験がある」とした人は88%にのぼり、悪い評価が購入抑止の直接的なきっかけになっている実態が浮き彫りになった。

重視するレビュー種類ポジティブ・ネガティブレビューのどちらを重視するかを示す円グラフです。 レビューで購入中止経験レビューを見て購入をやめた経験の有無を示す円グラフです。

リアルな体験談が新たな購買動機に

消費者は評価点や星の数以上に、商品を実際に使った人のリアルな声を求めている。SNSやECサイトの普及により、他者の体験談や共感に基づいた購買判断が主流となりつつある。レビューは単なるスペック比較の手段ではなく、信頼のメディアとして存在感を高めている。

消費者行動におけるレビューの信頼性と影響力

消費者の多くが購入前にレビューを活用し、特にネガティブな体験談が意思決定や購入抑止に強い影響を与えている。今後、ECサイトやブランドは「リアルな顧客の声」の発信や信頼性確保が競争力の差別化要素となりそうだ。