決済最適化SaaS「YTGuard」、かご落ち防止機能の累計導入数が1,000ショップ突破
株式会社YTGATEが提供するEC決済最適化SaaS「YTGuard」の「かご落ち防止機能」について、累計導入ショップ数が1,000を突破したことがわかった。同機能は決済エラー発生時にリアルタイムで原因を解析し、適切な案内を表示することで購入離脱を防ぐ仕組みだ。
導入実績と効果
導入サイト全体の改善実績によると、決済エラー発生後、約50%の顧客が購入完了に復帰している。特に、入力ミスや利用限度額超過といった顧客起因のエラーでは、復帰率が約57%に達した。従来はエラー原因が分からずそのまま離脱するケースが多かったが、YTGuardのエラー判定エンジンにより、原因に応じた具体的な案内が可能となった。
同機能は既存のECカートや決済代行会社(PSP)の仕様に手を加えることなく組み込める設計であり、決済環境を問わず同様の効果を再現できる。EC事業者からは、ユーザーの不安解消や問い合わせ対応の負担軽減といった声が寄せられており、売上損失防止とカスタマーサポート効率化の両面で成果を上げている。
背景:不正対策強化が生む新たな課題
日本クレジット協会の調査によると、2025年のクレジットカード不正利用被害額は通年で510.5億円に達し、その9割超がECサイトでの非対面不正によるものだ。この状況を受け、経済産業省主導のガイドラインでは3Dセキュアの導入が事実上の業界標準となり、本人認証が強化されている。
しかし、認証ステップの増加は正規顧客にも影響を与えている。カードの有効期限切れや利用限度額超過といった些細な理由でエラーが発生し、原因が分からず購入を諦めるケースが増加している。EC事業者の間では、「不正対策を強化した結果、正規顧客の離脱が増え、売上を落としてしまった」という声が珍しくなくなっている。この構造的な課題を背景に、決済エラーによる離脱を防ぐ取り組みが、不正対策と顧客体験の両立において共通の経営課題となっている。
YTGuardの概要
YTGuardは、EC事業者の決済状況を可視化し、不正対策と売上最大化を同時に実現する決済最適化SaaSである。主な機能として、決済承認率やエラー要因をカード会社別に分析するモニタリング、怪しい取引のみを検知・停止する不正検知、そして今回導入数が1,000ショップを突破したかご落ち防止機能を備える。タグ設置のみで開発不要、最短即日で導入可能であり、月額19,800円(税抜き)から利用できる。
不正対策と顧客体験の両立が鍵
YTGuardの導入拡大は、EC業界全体で決済エラーによる機会損失が深刻化していることの表れである。3Dセキュアの標準化に伴う正規顧客の離脱増加は、単なる技術問題ではなく、売上と顧客満足度に直結する経営課題だ。同社の機能は、エラー原因を可視化し復帰率を大幅に改善することで、このトレードオフを解消する手段として注目される。今後、同様のニーズはさらに高まるとみられる。