EC物流拠点Chiba Dock2にAMR15台導入
STOCKCREW新拠点で自律走行型ロボット導入
シリウスジャパンは、EC物流サービス大手のSTOCKCREWが千葉県八千代市に新設した物流拠点「Chiba Dock2」において、同社製自律走行型搬送ロボット(AMR)「FlexSwiftシリーズ」15台が2025年春に導入されたと発表した。急拡大するEC市場への対応や物流現場の標準化を推進し、現場オペレーションの効率化・柔軟性向上を目指す。
新拠点「Chiba Dock2」に導入された自律走行型搬送ロボット(AMR)が倉庫内に整然と並んでいる様子。
拡張性と導入容易性が選定の決め手
STOCKCREWは、事業の成長スピードに合わせて物流拠点を拡大できる拡張性と、複雑な工事や専用回線なしで稼働可能な導入容易性を重視し、シリウスジャパンのAMRを選定。FlexSwiftシリーズは既存Wi-Fiやモバイル通信環境でも安定稼働し、最短3日での増設・拠点展開を可能とする点が評価された。
Chiba Dock1での導入実績と効果
同社のChiba Dock1ではすでに最大110台のシリウスAMRが稼働。導入前後で、ピッキング作業者の人数が60人から20人へ66%削減されるなど、人手依存からの脱却と業務標準化を実現。従業員の定着率や習熟度向上にも寄与している。
AMR導入前後でピッキング作業者数が60人から20人へ66%削減されたことを示すグラフ。
- 1時間あたりの処理行数50%向上(100→150件)
- オペレーションコスト20%以上削減
- 作業者の歩数65%削減(20,000歩→6,500歩)
AMR導入により1時間あたりの処理行数が100から150へ50%効率アップしたことを示すグラフ。
AMR導入により1日あたりのコストが20%以上削減されたことを示す棒グラフ。
AMR導入でピッキング作業者の歩数が20,000歩から6,500歩へ65%削減されたことを示すグラフ。
FlexSwiftシリーズの特徴
FlexSwiftシリーズは最大積載重量100kg、専用回線不要で既存Wi-Fi環境やCSV/Excel連携での運用が可能。サブスクリプション型(RaaS)やSLAによる効果保証、物流波動に応じたAMR台数の調整など、EC物流現場の多様なニーズに対応する。
物流業界の標準化と人材投資の好循環
AMR導入による標準化・効率化は時給単価向上など人材投資にも波及し、従業員の定着率や現場習熟度アップにつながっている。EC物流における労働力不足への対応に加え、より高度なサービス提供を可能にする拠点運営の柔軟性が今後の競争力強化に直結しつつある。
物流標準化と人材活用が競争力のカギ
STOCKCREWのような成長企業がAMR導入を通じて物流現場の標準化・効率化を推進することで、単なる省人化だけでなく人材投資やサービス品質向上にも寄与している。EC物流の拡大に伴い、柔軟な拠点展開・オペレーション設計が今後の業界競争力強化の重要な要素となることが示唆される。