中国Z世代インバウンド消費とRED活用動向

中国Z世代インバウンド消費とRED活用動向

中国Z世代の消費行動を変えるREDの影響

2025年に訪日外国人が過去最高の4,000万人規模に達すると予想される中、中国の若者、特にZ世代の消費行動が注目されている。彼らの購買行動は、SNS「RED(小紅書)」を起点に、訪日前の情報収集から現地購入、帰国後の越境EC利用まで一貫してSNS上で完結する新しい購買ループが定着しつつある。

REDの画面とKOL配信REDアカウントや旗艦店の商品画面、KOLによるライブ配信の様子

「旅マエ」から「旅ナカ」「旅アト」まで一貫した設計

C Channelの中国現地法人が推進する「RED×インバウンド」新プロジェクトは、訪日前の情報拡散から旅中の購買、帰国後のリピート購入までを見据えた全体設計が特徴となっている。中国KOL(インフルエンサー)によるリアルな投稿や公式アカウント・旗艦店の設置が、SNSから越境ECへの導線を強化し、ブランドファン化を促進する。

RED活用による売上成長の実例

松山油脂株式会社が2023〜2024年にかけてREDでの投稿と旗艦店運用を強化した結果、売上が304%成長した事例が報告されている。SNS発の購買体験が実際の売上に直結するモデルケースとして、今後のインバウンド市場におけるSNS活用の重要性を示している。

Z世代中国人にとってのREDの価値

中国Z世代にとってREDは検索、SNS発信、Eコマース機能を兼ね備えた総合プラットフォームとして定着している。購買のきっかけは「共感」「口コミ」「実感」に基づき、ECやリアル店舗の売上にも直結する点が特徴だ。

  • 訪日前の認知拡大が重要
  • SNSと越境ECの連動設計が求められる
  • 2025年のインバウンド需要増大に備えた仕掛けがカギ

SNS起点の購買体験が市場拡大を後押し

中国Z世代の行動変容を背景に、SNSを中心とした購買導線とインバウンド戦略が日本ブランドの売上拡大に直結する構図が鮮明になっている。2025年に向けてREDやKOLを活用した一気通貫の設計が、インバウンド市場での競争力強化に不可欠となるだろう。