通販商品購入検討時のAI活用実態調査

通販商品購入検討時のAI活用実態調査

ECシステム構築を手がけるエルテックスは、通販に関する消費者行動調査の最新版を発表した。本調査では、AIツールが消費者の調べ物や通販利用時にどの程度活用されているかを分析し、AIの利用が世代を超えて広がっている実態が明らかになった。

調べ物におけるAI利用が急増

ここ半年間でインターネット上の調べ物にAIを活用したと答えた生活者は46.8%に上り、利用経験がない層を上回る勢いとなった。特に20代では「たまに使う」まで含めると63.3%がAIを利用しており、年代が若いほどAI利用度が高い傾向が確認された。一方で40~50代や60代でも一定の利用が見られ、AIが特定世代の専用ツールという認識が薄れつつある。

AI利用頻度の棒グラフ年代・性別ごとのネット調べ物におけるAI活用頻度を示す棒グラフ。

通販購入検討時のAI活用は6割超

AIツール利用経験者に、通販やEC商品購入検討時のAI活用頻度を尋ねたところ、65.2%が「活用している」と回答した。20代では8割超(81.2%)、他世代でも60代を除けば6割を超えており、消費行動の意思決定プロセスにAIが深く入り込んでいることが示された。特に、情報量の多い健康食品や化粧品などの分野では高齢層でもAIの要約・整理機能が有効に働いている可能性がある。

通販時AI利用頻度グラフ通販購入検討時のAI利用頻度を年代・性別ごとに示したグラフ。

利用AIツールはChatGPTが圧倒的

調べ物で利用されるAIツールは「ChatGPT」が66.5%と圧倒的な利用率を示し、続いて「Gemini」が47.5%となった。男女間での利用傾向に大きな差はなかったが、複数のAIツール利用では男性がやや多い結果となった。

AIツール利用率グラフ各AIツール(ChatGPT等)の利用率を男女別に比較した棒グラフ。

調査概要

  • 調査期間:2025年11月25日~27日
  • 調査方法:ネットアンケート
  • 対象:全国の消費者600名(infoQ by GMO調査パネル)
  • 調査主体:株式会社エルテックス
  • 実施機関:楽天リサーチ株式会社

AIが消費者購買行動の新たな基盤に

調査結果から、AIの活用が調べ物やEC購入検討時に着実に普及していることが読み取れる。特に若年層ではAIが検索体験の中心となりつつあり、高齢者層でも情報整理手段として受容が進んでいる。EC事業者は、AIを活用した情報提供やUX設計が今後の競争力強化に直結する時代を迎えつつある。

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