AIカメラが解き明かす店舗DXの最前線

ビックカメラグループの株式会社ラネット(本社:東京都豊島区、以下ラネット)は、2026年4月8日(水)~4月10日(金)に東京ビッグサイトで開催された『第15回 EC・店舗 Week 春』に出展しました。会期中、自社サービスであるAIカメラ「キヅクモ」を用い、ブース来場者の動向を可視化しました。本日、その分析結果を「分析レポート」として公開いたします。
多店舗管理とスタッフ保護を両立する、キヅクモの現場DX
本展示会では、AI分析機能を搭載したネットワークカメラを活用した「多店舗・多拠点の一括管理」および「カスタマーハラスメント(カスハラ)対策」をメインテーマに展示を行いました。
ブース内では、スマートロックとカメラを連動させたミニチュアドアを用いた操作デモを実施しました。「カギを開けるためだけに現場へ行く」という店長やマネージャーの移動コストをゼロにする「遠隔施解錠」の利便性を、直感的なシミュレーションを通じて体感いただきました。また、「カスハラ対策」「人手不足解消」といったキーワードに足を止める来場者が非常に多く、単なる防犯ではなく、現場スタッフの心理的安全性を守るインフラとしてのカメラ活用について多くの具体的な商談が行われました。
多岐にわたる業界へ、ネットワークカメラによる画像DXを提案
小売店、飲食店、倉庫・物流拠点など、多様な業界の来場者に対し、防犯に留まらない映像活用の可能性を提示しました。
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カスハラ対策義務化への備え
録音・録画によるトラブルの早期検知と、従業員を理不尽なクレームから守る「安心の仕組み」の構築。 -
多店舗管理の移動時間削減
全国の拠点を一つのアプリで完結。移動時間を「利益を生む時間」に変える遠隔マネジメントの提案。 -
圧倒的な導入スピード
月額770円/台からという低コストに加え、工事不要のDIY設置が可能なビックカメラグループならではの信頼性。
マーケティング機能を活用し3日間のデータを算出
ブース内ではキヅクモカメラを設置し、キヅクモのマーケティング機能を用いて、3日間のリアルなデータを計測しました。
■3日間の来場者数
・ブース正面通行者数:のべ7,606名
・ブース側面(左側)通行者数:のべ161名
・ブース側面(右側)通行者数:のべ2,751名
→ブース正面、側面通行者総計:のべ10,518名
・ブース内ご案内数:約936名(通行者の約8.9%)
※Lead Managerベース
■業種分類
最も多かったのは「製造・メーカー(16%)」で、次いで「サービス(11%)」「小売・飲食・店舗型サービス(9%)」となりました。現場の安全管理から店舗のオペレーション改善、物流拠点での遠隔管理まで、業種を問わず「映像DX」による課題解決が求められています。
■役職分類
来場者の内、経営・役員クラスが11%、部長・課長クラスを合わせると約3割を占めました。AIカメラの導入が、現場の備品購入レベルではなく、全社的な働き方改革や収益性向上を伴う「経営戦略」として捉えられていることを示唆しています。
■時間帯別通行人
分析の結果、3日間を通じて14時から15時までの時間帯は、常に高い通行量を示す傾向がありました。このデータに基づき、ピーク時間帯に最適化したスタッフ配置を実施した結果、来場者の課題に対して迅速かつ密度の高い接客を実施することができました。
現場の声:展示会を通じて浮き彫りになった3つの課題
会期中、ブースを訪れた来場者様との対話から、現在の店舗・施設運営が抱える「限界」と、AIカメラへの新たな期待が明らかになりました。
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人手不足による安全管理の課題
製造・メーカー(16%)の方々から特に多く寄せられたのが「一人勤務時の安全確保」です。「作業員が一人で作業中に倒れてしまった際、いかに早く異変に気付くか」という課題に対し、遠隔からのリアルタイム映像確認や、今後のAI検知機能の拡張(転倒検知等のニーズ)に対して非常に強い期待が寄せられました。 -
カスハラ対策義務化への具体的な備え
10月の法改正を見据え、「映像だけでなく音声もセットで残せること」を条件に探されている方が目立ちました。単なる録画ではなく、トラブルの芽を早期に把握し、従業員の離職を防ぐための「安心の仕組み」としての導入相談が相次ぎました。 -
多店舗巡回に伴う移動コストの削減
「カギを開けるためだけに現場へ行く」「早朝の荷受けのために出勤する」といった物理的な移動への不満が多く、ミニチュアドアを用いた遠隔解錠デモに対し、「これなら現場に行かずに管理できる」と、即時導入を検討する管理職層が目立ちました。
今後の展望:防犯カメラを従業員と利益を守るインフラへ
今回のデータおよび現場の声から、防犯カメラに期待される役割が「万が一の備え」から、「現場の移動コストをゼロにする」、「従業員の安全を担保」へと明確にシフトしていることが確認できました。
ラネットは今後も、ビックカメラグループのネットワークを活かし、「キヅクモ」を通じて人手不足や法改正に立ち向かう店舗運営者の“攻めの店舗DX”を強力に支援してまいります。
■展示会概要
名称:第15回 EC・店舗 Week 春
日時:2026年4月8日(水) ~ 4月10日(金)
会場:東京ビッグサイト
■会社説明
会社名:株式会社ラネット
サービスサイト:https://kizukumo.com
代表者:代表取締役社長 中川 景樹
所在地:東京都豊島区東池袋一丁目18番1号 Hareza Tower 15F・16F
事業内容:モバイル事業、MVNO事業、コンテンツ事業、教育事業、ソリューション事業、VR事業、ネットワークカメラ事業
(※)スタンダードプランでカメラ16台以上導入の場合の1台あたりの月額利用料(税込)。導入台数やプランにより料金は異なります。
