アクルとネットスターズ、マルチオンライン決済のセキュリティ強化で業務提携
株式会社アクルと株式会社ネットスターズは、マルチオンライン決済における総合的なセキュリティ強化を目的に業務提携を開始した。アクルが提供するクレジットカード不正利用対策ソリューション「ASUKA」と、ネットスターズのマルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」を連携させ、StarPay加盟店の不正検知機能を多層的に強化する。
不正被害は依然として高水準
日本クレジット協会の発表によると、2025年のクレジットカード番号盗用による被害額は475億円に達し、EMV 3-Dセキュアの必須化後も不正利用は高い水準で推移している。さらに経済産業省は2026年3月に「クレジットカード・セキュリティガイドライン」を公表し、ECサイト運営事業者に対し適切なセキュリティ対策の実施を求めている。
連携の具体的内容
ネットスターズは既にStarPayにおいて本人認証や不正利用対策を実施してきたが、今回の提携によりASUKAの不正検知機能を組み合わせる。これにより加盟店は運用効率を維持しつつ、不正利用リスクをさらに低減できるとしている。両社は対面・非対面を問わずオンライン決済事業者へASUKAの技術を提供し、悪質な不正被害の撲滅を目指す。
ASUKAの特長と導入実績
ASUKAはクレジットマスター・大量アタック対策、属性行動分析による第三者不正利用対策、不正配送先住所との照合、不正ログイン対策など多岐にわたるセキュリティ機能を提供する。また売上毀損を防ぐ進化系3DS本人認証も特徴で、物販ECや旅行商材など国内外45,000サイト以上のカード加盟店に導入されている。
業界への示唆
多層防御がECセキュリティの鍵に
本提携は、決済ゲートウェイと不正検知専門ソリューションの連携による多層防御の一例だ。EC事業者にとって、加盟店管理の複雑化を招かずにセキュリティレベルを引き上げる手段として注目される。規制強化が進む中、同様の異業種連携が今後も増える可能性がある。