日本TikTok Shop市場、GMVが4週連続増加 9月28日週は23.54億円
日本TikTok Shop市場、GMVが4週連続増加 9月28日週は23.54億円
TikTok Shopのデータ分析サービス「Kalodata」を運営するKalowave Japanの最新データによると、2026年9月28日から10月4日までの日本TikTok Shop市場のGMV(流通総額)は23.54億円に達し、前週比4.06%増と4週連続の成長を記録した。販売件数は105.09万件(前週比+2.31%)、平均販売価格は2,240円(同+1.73%)となり、数量と単価の両面で市場が拡大している。
直近4週間の売上高・販売件数・平均販売価格の推移
カテゴリー別では美容が首位を維持、食品は減少
カテゴリー別の売上高では、美容・パーソナルケアが前週比16.1%増の5.50億円で市場シェア23.4%を占め、首位を堅持した。レディースウェア・インナーは12.9%増の3.09億円、スマートフォン・エレクトロニクスは9.0%増の1.49億円、おもちゃ・趣味は14.9%増の1.24億円と、いずれも前週から伸長した。一方、食品・飲料は3.3%減の2.98億円と唯一減少し、新米需要が一巡した影響がみられる。
カテゴリー別売上シェア(ドーナツチャート)
新商品数は減少も、広告投資は拡大
市場全体の商品供給面では、新商品数が前週比57.6%減の5万499件と大幅に減少し、売上商品数も7%減の9万2,873件となった。秋冬商品の投入がひと段落したことが背景にある。一方、広告予算は前週比2.83%増の3,235万円と拡大しており、既存商品の販促に注力する動きがみられる。ライブルーム数は2%増の1万8,543件と堅調で、ライブコマースの活用が引き続き市場の下支えとなっている。
商品・コンテンツ関連指標の週次比較
注目の売れ筋商品:美容・レディース・食品でヒット
カテゴリー別の売れ筋商品では、美容分野で「dadawoca」のナノガラス製ムダ毛ケア用品がGMV615万円を記録した。レディースでは「ONE」のシェイプウェアが着用動画を通じて注目を集め、食品では新米「とちぎの星」が5,826件の販売を達成した。新米需要に加え、商品の魅力を伝える販売施策が奏功している。
カテゴリー別売れ筋TOP5商品
商品供給縮小が示す市場の転換点
GMVは4週連続で拡大しているが、新商品数や売上商品数の減少は、秋冬商戦に向けた新規投入が一巡したことを示す。広告投資の増加は既存商品の深耕を促す一方で、新たなヒット商品の創出が今後の成長の鍵となる。美容やレディースなど主要カテゴリーの伸びは持続しているが、食品の減少が示すように、季節要因やトレンドの変化に応じた柔軟な品揃えとプロモーション戦略が求められる。