日本TikTok Shop市場、GMV21.1億円で調整も新商品投入が82.7%増加
日本TikTok Shop市場、10月第2週はGMV21.1億円で調整
TikTok Shopデータ分析サービス「Kalodata Japan」(運営:株式会社Kalowave Japan)の最新データによると、2026年10月5日〜10月11日の日本TikTok Shop市場のGMV(流通総額)は21.12億円となり、前週比10.30%減少した。一方、販売件数は98.53万件(前週比6.24%減)と、いずれも前週からやや落ち込んだものの、新商品投入が急増しており、秋冬シーズンに向けた市場の準備が活発化していることを示している。
新商品数が前週比82.7%増、秋冬商戦を前に品揃え拡大
10月5日週の新商品数は9.23万件に達し、前週比82.71%増となった。売上商品数も98,166件(前週比6%増)と増加しており、販売実績のある商品のラインナップも拡充しつつある。稼働ショップ数は1.64万件(前週比9.95%増)と着実に増加しており、出品者側の参入意欲が引き続き強いことがうかがえる。
直近4週間の売上高・販売件数・平均販売価格の推移
美容・パーソナルケアが首位維持、上位4カテゴリーで市場の約半分
カテゴリー別売上高では、美容・パーソナルケアが3.89億円(市場シェア18.4%)でトップ。レディースウェア・インナーが2.55億円(12%)、食品・飲料が2.16億円(約10%)、ホーム用品が1.99億円(約10%)と続く。上位4カテゴリーで市場全体の約半分を占めているが、おもちゃ・趣味やスマートフォン・エレクトロニクスなど、その他のカテゴリーも一定の規模を持ち、日本TikTok Shop市場の需要が多様化していることが分かる。
カテゴリー別売上構成、美容・レディース・食品・ホームで半分弱
コンテンツとマーケティング指標の動向
商品・コンテンツ関連指標では、動画本数が151.7万本(前週比1%減)、ライブルーム数が17,798件(同4%減)と微減。一方、新規ファン数は206万人(同7%増)と増加しており、ユーザー獲得が続いている。広告予算は2,834万円(同12%減)と減少したが、出品者側が広告効率を見直している可能性がある。
主要指標の週次比較:新商品数が急増、動画やライブは微減
ショップ数や新規ファン数が増加、広告予算は減少
売れ筋商品の特徴:商品カード経由販売が顕著
カテゴリー別の売れ筋商品では、美容・パーソナルケアで美顔器がGMV1,398万円、ホーム用品では速乾タオルが2,504万円を記録。食品・飲料では割れチョコが約1万件販売されるなど、価格帯や商品特性に応じた購買行動が見える。特にレディースウェア・インナーでは商品カード経由の販売が75%を占めており、ショッピング動画やライブ配信に加え、静的な商品カード導線が重要であることが浮き彫りとなった。
上位5商品の売上・販売件数・GMV構成
秋冬シーズンの幕開けを示唆
10月第2週のGMVは前週比で減少したものの、新商品投入が8割超増加したことは、秋冬商戦に向けた供給サイドの積極的な姿勢を反映している。市場全体が季節的な需要変化に柔軟に対応しつつあり、今後の品揃え拡充が年末商戦の売上を押し上げる可能性が高い。また、商品カード経由の販売比率がカテゴリーによって大きく異なることから、出品者は自身の商品特性に合わせた販売導線の最適化が競争力の鍵となるだろう。