ZOZO NEXTと筑波大学、オノマトペで衣服探索する共同研究を開始
オノマトペで衣服の質感を直感的に検索へ
ZOZOグループの研究開発組織「ZOZO研究所」と筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターは、2026年4月からオノマトペなどの感性表現を活用した衣服探索に関する共同研究を開始した。「さらさら」「もこもこ」といった言葉で衣服の質感を表現し、ECでの購買体験を向上させることを目指す。
ECにおける質感確認の課題
経済産業省の調査によれば、オンラインで衣服を購入する際に「生地の質感などが確かめられない」ことに不安を感じる消費者は59.9%にのぼる。実店舗では触感で確認できるが、ECでは商品画像や素材表示、レビューに頼るしかなく、質感への不安が購買体験を低下させる要因となっている。

感性表現とAI技術の融合
「さらさら」「もこもこ」といったオノマトペは、言葉にしづらい質感の印象を短く捉えられる手段だ。しかし従来のキーワード検索では活用が難しかった。近年のAI技術の進化により、感性的な言葉を手軽に入力し、イメージを形にできる環境が整いつつある。本共同研究では、ZOZO研究所の衣服データと着心地の数値化知見、筑波大学のオノマトペを用いたWebインタフェース研究とAI活用ノウハウを組み合わせ、感性表現による衣服探索システムの研究開発を進める。
期待される研究成果と将来像
研究では、オノマトペと衣服の質感・触感情報を対応付けるモデル・データセットの構築、および感性表現による衣服探索を実現するUIの設計・実装に関する知見獲得を目指す。将来的には、ユーザーが好みの印象や質感を言葉で表現するだけで理想の服に出合える購買体験を提供し、ミスマッチ低減と満足度向上に貢献するとしている。
- 研究題目:感性表現による衣服の探索に関する研究
- 研究内容:触感・表面形状等の非言語情報と感性表現の対応付けに基づく探索手法の開発、個人の好みの印象に合った衣服探索への応用
- 共同研究チーム:株式会社ZOZO NEXT、筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター
- 研究開始日:2026年4月24日
