コーヒー豆価格47%上昇でも売上拡大 EC販売戦略セミナー11月10日開催

コーヒー豆価格47%上昇でも売上拡大 EC販売戦略セミナー11月10日開催

自社EC支援実績2万3,000件以上の株式会社これからは、2026年11月10日(火)、コーヒー豆・ドリップバッグ・コーヒー器具などのEC売上を伸ばしたい事業者向けにセミナー『コーヒーECの販売戦略』をオンラインおよび会場で開催する。参加費は無料。

喫茶店倒産は高水準、コーヒー豆価格は前年比47%上昇

街の喫茶店を取り巻く環境は厳しさを増している。帝国データバンクによると、2026年1〜5月の喫茶店倒産(負債1,000万円以上・法的整理)は24件で、1〜5月累計では3年連続で20件台と高水準だ。2025年度に増益を確保した喫茶店は3割強にとどまり、コスト上昇を価格転嫁できたかどうかで明暗が分かれた。

背景には原材料高がある。総務省の消費者物価指数(2025年度平均)では、コーヒー豆が前年度比47.0%上昇した。

コーヒー豆価格推移コーヒー豆の価格推移を示す棒グラフ、前年度比47%上昇

一方、コーヒー消費そのものは衰えていない。日本のコーヒー消費量は世界第4位で、財務省の分析では家庭での飲用割合が増加傾向にある。値上げをしてもコーヒー消費を続ける人は69%にのぼるが、量や頻度を減らす人も26%存在する。『店で飲む』から『家で淹れる』への需要シフトが起きている。

食品・飲料ECの市場規模は3.3兆円、EC化率は4.66%

経済産業省の調査では、2025年の食品・飲料・酒類のBtoC-EC市場規模は前年比6.96%増の3兆3,332億円で、物販系で最大だ。しかしEC化率は4.66%にとどまる。市場は大きく、ECにはまだ伸びしろがある。

EC化率の比較食品・飲料のEC化率が4.66%と低いことを示すカテゴリ別棒グラフ

原価が上がる中、価格競争は現実的ではない。帝国データバンクも、高級コーヒーやスペシャルティコーヒーは好調で、「こだわりの1杯」の差別化が重要と指摘する。ECで勝つには、産地・焙煎度・風味といった『選ぶ理由』を伝え、ファンを育てる必要がある。

セミナーは4テーマでコーヒーECの壁を解決

セミナーでは、コーヒーEC事業者が直面する4つの壁を各セッションで取り上げる。登壇者は、株式会社Nint 山本真大、株式会社これから 小野透青、株式会社LeaguE 熊谷真聡、AnyReach株式会社 川名英介の4名。

【市場分析】3大ECモールの形態別データを初公開

豆、粉、ドリップバッグといった形態別の売れ方データを元に、自社の立ち位置を測る物差しを提供。好調な店舗に共通するポイントも解説する。

【導線設計】買いたくなるサイト導線を解説

画面越しでは伝わりにくい味や香りを、産地・焙煎度・風味プロファイルを視覚とストーリーで伝える方法を解説。見られても買われない原因を解消する。

【商品開発】海外コーヒー器具の日本市場展開とテスト販売

元Blendy開発者が、海外コーヒー器具の日本向け展開やGREEN FUNDINGを活用したテスト販売の進め方を紹介する。

【ギフト戦略】eギフト×店舗連携でファンを拡大

相手の住所が分からなくても贈れるLINEやSNS経由のeギフトと物理ギフトカードの連携事例を、導入実績1,000社超の知見から解説する。

登壇者コメント

株式会社これから ECコンサルティングDiv.インストラクター 小野透青は、「コーヒーは産地や焙煎、淹れ方まで語れることの多い商品。ECではその魅力が画面越しに届ききっていない店舗が少なくない。原価が上がる今こそ、価格ではなく『選ばれる理由』を磨くチャンスだ」と述べている。

登壇者ポートレート1株式会社Nint 山本真大、株式会社これから 小野透青 登壇者ポートレート3株式会社これから 小野透青、株式会社LeaguE 熊谷真聡、AnyReach株式会社 川名英介

需要シフトを捉えたEC戦略が鍵

コーヒー豆価格が前年比47%上昇する中、店舗から家庭への需要シフトが進んでいる。EC化率が4.66%と低い食品・飲料分野では、産地や風味の魅力を伝えるサイト設計とギフト需要の取り込みが成長の鍵となる。セミナーは、市場データから商品開発まで一貫した戦略を学ぶ機会として注目される。

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