送料無料で予定外購入が58.3%、追加商品1位は「いずれ必要になる商品」

送料無料で予定外購入が58.3%、追加商品1位は「いずれ必要になる商品」

送料無料ラインが生む追加購買行動、58.3%が予定外の商品を購入

株式会社システムリサーチが運営する「創作品モールあるる」は、全国のネット通販経験者400名を対象に「ネット通販での送料無料ライン」に関するアンケート調査を実施した。調査は2026年9月7日にインターネットで行われ、送料無料条件を満たすための消費者の購買行動が明らかになった。

追加購入頻度グラフ予定外商品を追加購入した頻度を示すグラフ。「よくある」14.0%、「ときどきある」44.3%で計58.3%

約6割が送料無料のために予定外の商品を追加購入

調査によると、送料無料の条件を満たすために予定していなかった商品を追加購入した経験がある人は、「よくある」(14.0%)と「ときどきある」(44.3%)を合わせて58.3%に達した。一方、「あまりない」は25.8%、「ない」は16.0%だった。半数以上の消費者が、送料無料ラインの存在によって意図しない追加購入を行っている実態が浮き彫りとなった。

追加購入する商品、1位は「いずれ必要になる商品」56.7%

追加購入経験者に対して、どのような商品を選ぶことが多いか尋ねたところ、最多は「いずれ必要になる商品」で56.7%だった。次いで「送料無料までの不足額に近い商品」が44.2%、「以前から気になっていた商品」と「普段使っている商品」がともに41.2%、「価格の安い商品」が37.3%と続いた。不足額や価格だけでなく、実用性や日用品が選ばれる傾向が顕著だった。

追加商品選択グラフ追加購入で選ぶ商品カテゴリの割合。「いずれ必要になる商品」が56.7%で最多

追加商品が見つからない場合、39.1%が「ほかの商品を探す」

追加購入経験者が、送料無料にするための適切な商品が見つからない場合の行動では、「送料無料にするため、ほかの商品を探す」が39.1%で最多だった。続いて「一旦カートに入れて、後で考える」が22.8%、「送料を払って購入する」が20.2%、「別のショップで同じ・似た商品を探す」が9.9%、「購入をやめる」が8.2%となった。送料を支払うよりも、商品探索を続ける消費者の方が多い傾向が示された。

追加商品不在の行動追加商品が見つからない場合の行動選択。「ほかの商品を探す」が39.1%で最多

送料無料ライン設計の重要性

本調査は、送料無料ラインが消費者の追加購買行動に強い影響を与えることを示している。特に「いずれ必要になる商品」や「普段使っている商品」が追加購入対象となりやすいことから、ECサイト側は送料無料ラインの設定に加え、こうした商品を発見しやすい導線設計がカゴ落ち防止や客単価向上に寄与する可能性が高い。送料無料までの不足額を補完する商品提案やカテゴリ表示の最適化が、購買完了率を高める鍵となると考えられる。

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