Shopify住所チェックアプリ、請求先住所検証に対応

Shopify住所チェックアプリ、請求先住所検証に対応

チェックアウト住所バリデーター、請求先住所の検証機能をベータ提供

株式会社Flattoは2026年10月30日、Shopifyアプリ「チェックアウト住所バリデーター」において、お届け先とは別の請求先住所を検証する機能(ベータ版)の提供を開始した。購入者の個人情報を保存しない設計のもと、後払い決済やギフト注文での住所ミスを防止する。

アップデートの背景と主な新機能

同アプリは2026年1月に「Built for Shopify」を取得した後、導入ストアからのフィードバックに基づき継続的に改善を進めてきた。今回の請求先住所チェックは、後払い決済を利用するストアやギフト注文が多いストアからの要望を受けて開発された。後払い決済では請求先住所に誤りがあると請求書が届かず、ギフト注文ではお届け先と請求先が異なるケースが多いためである。

請求先住所チェック(ベータ版)

購入者がお届け先と別の請求先住所を入力する際、郵便番号検証(郵便番号から住所を検証、存在チェック)、入力文字形式の制限、文字数制限の3種類のチェックが行われる。有効化は各設定画面の「請求先住所もチェックする」をオンにするだけで、初期設定はオフである。お届け先と同じ住所の場合はチェックが行われない。

個人情報を保存しない設計

チェックアウト住所バリデーターは、住所の検証をShopify Functionsの仕組みでShopifyチェックアウト内で完結させるため、購入者の住所・氏名・連絡先などの個人情報がFlattoのサーバーに送信されることはない。また、保護された顧客データを読み取る権限は持たず、注文の読み取り権限は注文件数のカウントに限定している。

チェックアウトルールの効率化

郵便番号検証で使用していたチェックアウトルールを17件から6件に削減した。Shopifyでは1ストアあたりの検証ルール上限が25件であるため、整理によって他のアプリがルールを利用しやすくなる。既存ストアには自動適用済みで、設定変更は不要である。

Sidekick対応と事業所個別郵便番号の検証

Shopify管理画面のAIアシスタント「Sidekick」に対応し、設定確認や使い方の質問が自然言語で行える。また、企業・官公庁・大学向けの事業所個別郵便番号(約2.2万件)も検証対象に含まれており、法人宛注文での住所ミスを防止する。

「チェックアウト住所バリデーター」は無料プラン(月100注文まで)と有料プラン(月額17.99ドルから、7日間無料体験付き)で提供され、Shopify Plus以外のプランでも利用可能である。

住所検証のプライバシー設計が差別化要因に

ECサイトのチェックアウトにおいて、住所入力ミスは配送トラブルや再配送コストの大きな原因となる。本アプリは検証をShopify内で完結させ、外部サーバーに個人情報を保存しない設計で、セキュリティ重視のストアに訴求しやすい。ルール数の削減やSidekick対応など、既存ユーザーの利便性向上にも注力しており、Shopifyエコシステムにおける住所検証ツールとしての競争力を高めている。

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