入力フォームの離脱箇所が無料で可視化、「OKAERI フォーム分析」提供開始

入力フォームの離脱箇所が無料で可視化、「OKAERI フォーム分析」提供開始

株式会社OTEGAMIは2026年10月22日、Webサイトの入力フォームについて項目ごとの到達率・離脱率・入力時間を無料で確認できる「OKAERI フォーム分析」の提供を開始した。設置コード1行をフォームページに貼るだけで利用可能で、クレジットカードの登録は不要。これまで有料のEFO(エントリーフォーム最適化)ツールに限られていた項目レベルの分析を、中小事業者を含むすべての事業者に開放する狙いがある。

広告費高騰下でのフォーム改善ニーズ

広告費の高騰やプライバシー保護強化を背景に、新規顧客獲得コストは上昇を続けている。広告やSEOで集めた訪問者を入力フォームで取りこぼすことは、その投資を無駄にすることに等しい。フォーム改善は追加広告費をかけずに成果を伸ばせる施策の一つとして注目される。ECサイトではカートに商品を入れたまま購入に至らない「カゴ落ち」による機会損失が売上の約2.85倍に上るという調査もあり、フォームは購入直前の最後の関門として重要視される。

「見えない離脱」を可視化する仕組み

一般的なアクセス解析ではページ単位の数値は把握できるが、フォーム内の「どの項目で手が止まり離脱したか」までは分からない。そのため改善が勘に頼りがちだった。OKAERI フォーム分析では、フォームの通過人数(閲覧・入力開始・送信)をファネル表示し、項目ごとの到達率と離脱率、入力時間の中央値を管理画面で確認できる。離脱率の高い項目には印が付くほか、期間・ページ・デバイス(PC/スマートフォン)別の絞り込みも可能だ。データ保存期間はFreeプランで30日間。

分析ダッシュボードフォームの閲覧数・入力開始・送信のファネルと離脱率を示すダッシュボード画面

OTEGAMIはEC事業者向けコンサルティングを通じてこの課題と向き合い、離脱対策サービス「OKAERI」の計測仕組みを応用。まずは分析機能を無料で提供することで、誰でもデータに基づいたフォーム改善に着手できる環境を整える。

無料化がもたらす市場変化

項目別フォーム分析は従来、月額数万円以上の有料EFOツールが主流だった。無料化により、個人事業主や中小EC事業者も導入障壁なく利用可能となる。広告費高騰によるROI低下が課題となる中、フォーム改善は低コストでコンバージョン向上を図る有効な手段として認知が広がると見られる。OTEGAMIは今後、分析後の改善支援機能や離脱者へのリマーケティング機能を追加し、フォーム最適化のワンストップ提供を目指す。

広告