ZenGroup、日本郵便Zonos DashboardのAPI連携を欧州向けに拡大

ZenGroup、日本郵便Zonos DashboardのAPI連携を欧州向けに拡大

ZenGroup、日本郵便の関税事前納付API連携を欧州へ拡大

越境EC支援を手掛けるZenGroupは、2026年10月14日より、欧州向け国際郵便においてDDP(関税元払い)発送の対応を開始した。これは2026年8月に米国向けで導入した日本郵便「Zonos Dashboard」とのAPI連携を欧州に拡大したもので、従来は発送が制限されていた一部の荷物についても配送が可能となる。

背景:欧州向け国際郵便におけるDDP要件の高まり

近年、各国で関税・通関制度の見直しが進み、越境EC事業者には配送先ごとの条件対応が求められている。特に欧州向け国際郵便では、商品価格などに応じてDDPでの発送が必要となるケースが増加し、対応できない荷物は発送制限を受ける課題があった。

ZenGroupの対応:米国に続き欧州でもDDP発送を実現

ZenGroupは2026年8月に米国向け配送で日本郵便の「Zonos Dashboard」API連携を開始し、関税事前納付と発送データ連携を実現。2026年10月、日本郵便とZonos社が欧州向けDDP発送を開始したことを受け、ZenGroupも同APIを活用し、10月14日から欧州向けの運用を開始した。

  • 従来DDP未対応で発送不可だった一部の欧州向け国際郵便に対応
  • 配送先の国・地域や申告価格に応じたDDP発送を可能に
  • 関税・税金を事前に算出し、国際送料と合わせて支払い可能に

顧客メリット:配送選択肢拡大と受取時負担軽減

今回の対応により、海外顧客は日本郵便を利用した配送の選択肢が広がる。対象荷物では関税・税金を事前に支払うため、商品受取時の別途支払い手続きが不要となる。また、配送先や申告価格によってはDDPとDDU(関税受取人払い)を選択でき、柔軟な発送が可能だ。

今後の展望:物流体制の複線化と通関対応強化

ZenGroupは2026年8月の米国向けDDP対応に続き、9月にはNova Globalとの提携で欧州10カ国への新配送ルートを運用開始。今回の欧州向けDDP対応で、配送ルート確保に加え、関税・通関条件に応じた発送体制を強化した。今後も各国の制度変更に柔軟に対応し、配送ルートの複線化と通関対応強化を進める方針だ。

越境ECの競争軸は物流最適化へ

ZenGroupの欧州向けDDP対応は、越境EC事業者にとって国際郵便の使い勝手を大きく改善する。関税手続きの煩雑さが消費者の離脱要因となる中、事前納付によるUX向上と発送可能国拡大は、日本商品の越境販売拡大に寄与する。同社は累計1,050万点以上の発送実績を持ち、物流の複線化と制度対応の両軸で競争優位を築いている。

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