リユース梱包と多様な人材活躍を両立する新プロジェクト「おもいをとどける。みんながよろこぶ。」

リユース梱包と多様な人材活躍を両立する新プロジェクト「おもいをとどける。みんながよろこぶ。」

リユース梱包と多様な人材活躍を両立する新プロジェクト

株式会社comveyは2025年5月より、サザビーリーグHRおよびWeOurと連携し、リユース梱包「シェアバッグ」を核とした新たな協働プロジェクト「おもいをとどける。みんながよろこぶ。」を開始する。障がいの有無に関わらず多様な人材が参画し、ECの梱包・回収・クリーニング・検品業務を担うことで、持続可能な物流と包摂的な雇用の両立を目指す。

comveyシェアバッグ作業中comveyのリユース梱包「シェアバッグ」を手作業で扱っている様子

特例子会社と連携し、障がい者雇用の新たな展開

今回のプロジェクトでは、サザビーリーグHR(サザビーリーグ特例子会社)、WeOur(アダストリア特例子会社)のスタッフがシェアバッグのクリーニングや検品といったオペレーション業務を担当。国内の障がい者雇用の現状として、特例子会社で働く障がい者は全体の10%未満にとどまり、業務内容や成長機会の限定が課題となっていた。大手企業とスタートアップの連携による新たな業務創出は、障がい者雇用の裾野拡大につながる取り組みとして注目される。

シェアバッグで物流課題と環境負荷を解決

シェアバッグは、EC配送時の梱包ごみやCO2排出量の大幅削減を可能にするリユース型梱包。利用者は商品購入時に通常梱包かシェアバッグかを選択でき、使用後はポスト投函で返却、クリーニング・修繕後に再利用される。ダンボールに比べ10回の配送で85%以上のCO2削減効果があり、50〜100回のリユース、さらに素材の95%以上を水平リサイクルする循環設計が特徴だ。

CO2削減効果グラフシェアバッグ利用によるCO2排出量削減効果グラフ

EC事業者・消費者双方にメリット

シェアバッグ導入により、EC事業者は環境配慮型物流を実現でき、消費者は梱包ごみの処理負担や環境への罪悪感といった「梱包ストレス」から解放される。返却時にはクーポンなどのインセンティブも用意されている。アクセサリーブランド「agete」など複数のECサイトで導入が進み、今後さらなる普及が見込まれる。

agete商品とシェアバッグageteオンラインストアの商品ページでシェアバッグ利用が選択できる画面

物流と雇用の両側面で社会実装へ

comveyのビジョンは「美しい物流をつくる」こと。モノだけでなく人の想いも運び、売り手・買い手・運び手が支え合う循環型社会を目指す。今回のプロジェクトは環境負荷の低減だけでなく、多様な人材が能力を発揮できる現場づくりにも寄与している。今後は他企業との連携拡大や特例子会社の業務範囲拡大など、より包摂的な社会構築への波及効果も期待される。

新たな物流モデルとインクルーシブ雇用の両立

リユース梱包と特例子会社による業務連携は、EC物流の環境負荷軽減と障がい者雇用の拡大を同時に実現する日本発の新モデルとなる可能性がある。消費者や事業者の選択肢が広がることで、今後さらに持続的かつ包摂的なECエコシステムの確立に寄与しそうだ。