浪速発たんぱくカスタードパンEC展開による健康寿命延伸への挑戦
関西を拠点とするオリエンタルベーカリーは、介護食品・スマイルケア食コンクールで審査委員長賞を受賞した「たんぱくカスタード」のEC販売を開始し、健康寿命の延伸を目指す新たな展開を進めている。
市場ニーズの変化と商品転換
「たんぱくカスタード」は2019年、部活動に励む学生向けの“アスリート応援パン”として発売されたが、価格面で競合するバナナや手作りおにぎりの壁に直面し、月間販売数は数十個にとどまっていた。
しかし2020年、日本人の栄養摂取基準改定により高齢者施設でたんぱく質摂取への関心が高まったことで、同商品は“からだ想いパン”として新たな市場に展開。施設の栄養士からは栄養バランスと美味しさで高評価を得て、累計販売数は27万個を突破した。
EC展開で一般消費者へ拡大
2025年5月、オリエンタルベーカリーはECサイトをリニューアルし、一般消費者向けに「からだ想いパン」の入手を容易にした。これにより、時間や場所を問わず幅広い世代が健康的な食生活を取り入れやすくなっている。
公認スポーツ栄養士監修の「たんぱくカスタード」。栄養バランスに優れた受賞商品です。
健康寿命延伸に向けた今後の展望
同社は今後も商品開発や市場拡大を重ね、多様な層の消費者に健康的な食の選択肢を提供する方針を掲げており、社会全体での健康寿命の延伸に貢献することを目指している。
高齢化社会とECが促す栄養価食品普及
高齢者向け市場の拡大とEC活用により、栄養価の高い食品の普及が加速している。オリエンタルベーカリーの事例は、ターゲット転換とデジタル販売が地方発中小企業の成長機会となりうることを示唆する。