子育て世帯夫婦の節約価値観調査とEC利用動向

子育て世帯夫婦の節約価値観調査とEC利用動向

3組に1組が節約意見にズレ 夫婦間の感覚差が顕著

auコマース&ライフが運営する「au PAY マーケット」は、未成年の子どもを持つ30〜50代男女400名を対象に夫婦の節約意識について調査を実施した。約3組に1組(30.8%)の夫婦が節約に対する意見や考えが一致していないと回答しており、最大の対立理由は「節約に対する温度差」となった(21.8%)。物価高騰が続く中、家計運営への意識のすり合わせが求められている。

夫婦の節約意見一致率夫婦間で節約に対する意見や考えが一致しているかを示す円グラフです。

節約の担い手は「妻」認識に男女差

節約に貢献していると考える対象について、全体の68.6%が「妻」と回答。男性では「妻」51.5%、「夫」48.5%で拮抗する一方、女性は「妻」85.5%、「夫」14.5%と大きな認識差がみられた。誰が節約を担っているかという意識のずれが、節約への温度差を生む要因となっている。

節約貢献者円グラフ夫婦で節約に貢献しているのはどちらかを示す円グラフです。

無駄遣いと感じる対象は男女で異なる傾向

配偶者に対して「無駄遣い」と感じる項目の上位は「お酒」(22.0%)、「外食」(21.3%)、「頻繁なコンビニ利用」(16.5%)が占めた。男女別でみると、女性は「車・バイク関連」や「他人におごる」行為を、男性は「美容」「旅行」「美容院」などを無駄遣いとみなす傾向が強い。

無駄遣いと感じる項目配偶者に対して無駄遣いと感じるものを示した棒グラフです。

節約ルールとEC活用 生活防衛が加速

夫婦で決めている節約ルールでは「ポイントが多くつく日に集中的に買い物をする」(36.8%)が最多となった。物価上昇下で「お得さ」を重視した購買行動が広がっている。

夫婦の節約ルール夫婦で決めている節約ルールについての回答結果を示す棒グラフです。

2025年以降の家計インパクトとEC購買シフト

2025年の家計に最も響いたのは「お米の値上げ」。節約目的でECを利用して購入するようになった商品でも「お米」が最多となった。女性では「化粧品・スキンケア用品」も2位にランクインし、生活必需品のオンライン購買が定着している。

節約ストレスと今後の「ポイ活」意識

「ポイ活」よりも節約自体にストレスを感じる人は約7割に上り、安さを優先し過ぎて「選択に時間や手間をかけすぎた」といった失敗例も多い。今後重視したいのは「ためたポイントを増やすこと」で、ポイント還元キャンペーンよりも「ポイ増し」への注目が高まっている。

世帯消費の最適化とECの新たな役割

物価高と生活防衛意識の高まりから、子育て世帯ではECを活用した節約行動が加速している。夫婦間の意識のズレやストレスの存在は購買判断の複雑化を示しており、今後は家族単位で納得感のある消費体験を設計するECの付加価値が一層問われる。