戦略的UGC活用による体験価値の可視化と広告効率改善
アライドアーキテクツは、ファンケルが抱えていた広告効率の悪化という課題に対し、UGC(ユーザー生成コンテンツ)プラットフォーム「Letro」を活用した戦略的なレビュー運用支援を行い、CVRやLTVの向上を実現した。
Web広告効率悪化と独自価値訴求の課題
無添加化粧品市場のパイオニアであるファンケルは、2023年以降、Web広告市場の競争激化により従来の広告手法の効率が低下。加えて、競合増加の中で「無添加」という独自価値を十分に伝えきれないという課題も顕在化していた。
Letro導入による体験価値の可視化と運用サイクル
ファンケルは、「toiroバランシング」「エンリッチプラス」「アクネケア」などの主力商品でLetroを導入。テーマ設計・UGC収集・コンテンツ選定・掲載・継続活用・検証という短サイクル運用を月1~2回の頻度で実施することで、生活者のリアルな声を軸にした体験価値の可視化に成功した。
- テーマ設計で重点訴求や季節性、商材特性を定義
- UGC・レビューをユーザーから募集、継続利用者の声も活用
- 厳選したレビューを商品LPやアップセル導線に最適配置
- 掲載コンテンツを季節や商材に応じて切り替え
- 会員導線でもUGC・レビューを活用し継続意向を向上
- 結果をABテスト等で検証し勝ちパターンを標準化
Letro導入による主力商品のUGC活用イメージ
CVR・LTVの向上とブランド基盤強化
Letro導入後の比較検証では、体験価値の可視化が購入検討時の障壁を下げCVR改善に寄与。レビューやUGCを会員導線でも活用することで継続率やLTVも向上した。さらに、運用効率の向上により試行回数を拡大。生活者の声を資産化することで、ブランドの独自価値への納得感を強化するコミュニケーション基盤も確立している。
さらなる展開とEC事業への示唆
ファンケルでは、Letro導入で得た知見を活かし、今後は商材拡大と全社的な広告効率改善、新規顧客獲得の質的向上を推進する方針。UGC活用を起点に、レスポンス効率とブランド価値の両立を目指す統合的な運用体制を継続していく。
ECにおける顧客体験価値可視化の意義
UGCの戦略的活用による体験価値の可視化は、広告効率やLTV向上に直結する有効な施策といえる。競争激化するEC市場では、レビューやユーザーの声を資産として活用することで、ブランド独自の価値訴求と運用効率の両立が可能となる。