バレンタインギフト選択に見る店頭とECの贈り先傾向差
バレンタイン購入先で異なる贈り先の構造
創作品モールあるるが実施した15~34歳女性300名調査により、バレンタインギフトの購入手段によって贈り先や購買心理が異なる実態が明らかになった。全体の51%が「バレンタインプレゼントは購入しない」と回答したが、購入する層では店頭派とEC派で選ばれる贈り先の傾向に違いが見られる。
バレンタインプレゼントの購入場所について、店頭35%、ECサイト14%、購入しない51%の割合を示す円グラフです。
店頭は「確実に渡したい」身近な相手が中心
店頭購入者の贈り先は恋人・配偶者(44.9%)、家族(36.2%)、友人(24.8%)と“身近な相手”が中心。選択理由では「実物を見て選びたい」(73.3%)が圧倒的で、「すぐ手に入る」「試食できる」など、失敗したくない重要な相手への贈り物に慎重さが見て取れる。
店頭でバレンタインギフトを贈る予定の相手の割合を示した棒グラフ。恋人・配偶者が最も多いです。
バレンタインギフト購入時に店頭を選んだ理由を示す棒グラフ。実物を見て選びたいが最多です。
ECは「職場」「推し」など目的に応じた柔軟な選択
ECサイト利用者は贈り先として恋人・配偶者(38.1%)に加え、職場(21.4%)、推し(7.1%)へのギフト比率が店頭より高い。ECを選ぶ理由は「自宅で受け取れる」(45.2%)「並ばなくてよい」(33.3%)など効率性が重視され、複数の目的や状況に合わせて選べる点が利用動機になっている。
ECサイトでバレンタインギフトを贈る予定の相手の割合を示した棒グラフ。職場や推しへの贈り先も目立ちます。
バレンタインギフト購入時にECサイトを選んだ理由を示す棒グラフ。自宅で受け取れる点が最も多いです。
ギフト市場の多様化とEC戦略への示唆
今回の調査から、店頭では関係性の深い“誰か”へ確実に贈るギフトが求められる一方、ECでは“推し活”や“職場”など目的や状況に応じた多様なギフト需要が見えてきた。EC事業者にとっては、目的別・利用シーン別の商品訴求やキャンペーン設計が今後のバレンタイン市場攻略に重要な視点となりそうだ。
バレンタインギフト需要の多様化とEC成長余地
バレンタイン市場は「誰に贈るか」から「どんな目的で贈るか」へと多様化が進んでいる。ECチャネルは推し活や職場ギフトなど新たな需要を獲得できる余地が大きく、今後はパーソナライズやシーン訴求型企画が購買体験の差別化ポイントとなるだろう。