越境EC業務負担を解消する新機能かんたん海外販売開始

越境EC業務負担を解消する新機能かんたん海外販売開始

BASEがかんたん海外販売機能を2026年1月提供

BASE株式会社は、ネットショップ作成サービス「BASE」において、越境ECの煩雑な業務を大幅に軽減する新機能「かんたん海外販売」を2026年1月14日から提供する。これにより、個人やスモールチームのショップオーナーでも、専門知識や追加コストなしで海外販路の拡大が可能となる。

ネットショップ商品画面BASEで作成したネットショップの商品一覧画面のスクリーンショットです。

越境ECの課題解消とシームレスな購入体験

「かんたん海外販売」は、BASEの子会社want.jp株式会社と連携し、海外販売に必要なオペレーションを一括代行する。これにより、ショップ運営者は海外用送り状や通関書類作成、多言語問い合わせ、国ごとの送料調査など、従来の越境ECで課題となっていた業務負担から解放される。

業務負担の棒グラフ海外販売で大変だと感じる業務内容を示した棒グラフです。

さらに、AIによる国別判定や自動送料算出機能、海外専用カートによって、購入導線の分断や送料不明瞭といった「カゴ落ち」要因を軽減。これまで国内初となる、ひとつのカート内で購入が完結する仕組みを実現しており、100ヵ国以上への販路拡大と売上向上を後押しする。

市場成長とショップニーズに対応

経済産業省の調査によれば、世界の越境EC市場は2024年の1.01兆USドルから2034年には6.72兆USドルへ、年平均成長率23.1%で拡大が予測されている。BASEでも2019年から2024年の5年間で海外注文金額は約15倍に増加。だが、ショップへの調査では、海外販売の業務負担や手続きに不安を感じる声が多く、7割以上が「大変」と回答していた。

海外販売の大変さ円グラフ海外販売の大変さについてのアンケート結果を示す円グラフです。

一方で、「機能があれば海外販売を利用したい」と回答したショップは9割にのぼり、ニーズの高さが浮き彫りとなった。こうした背景からBASEは、煩雑な作業をシステム化することで、事業者の負担を極小化し、越境EC参入のハードルを下げた。

海外販売意向円グラフ海外販売機能の利用意向を示すアンケート結果の円グラフです。

導入条件と今後の展開

「かんたん海外販売」は、BASE利用ショップがエントリーすることで利用可能となる。利用料は商品が海外で売れた時のみ決済金額の5%で、初期費用や固定費は不要。開始時は利用枠に制限があるが、順次拡大予定。従来の「海外販売代行App」は2026年中に新規受付を終了する見通し。

ショップの海外展開を後押しする新潮流

越境EC市場の成長トレンドとショップニーズの高まりに合わせ、BASEの新機能は国内EC事業者の海外進出を現実的にした。業務負担解消とシームレスな購入体験によって、小規模事業者でもグローバルマーケットへの参入が加速すると見られる。