枕の多様化と複数所有が進む時代背景

枕の多様化と複数所有が進む時代背景

3割超が枕を複数所有 新たな睡眠トレンド

まくら株式会社が全国1,707人を対象に実施した調査で、枕の複数所有が新たな常識となりつつある実態が明らかになった。特に「枕は1人1個」という従来のイメージが変化し、3割を超える人が2個以上の枕を持つという結果となった。

枕所有数の割合グラフ枕の複数所有率や所有個数の内訳、シニア層のトレンドなどを示したインフォグラフィックです。

用途や気分に合わせて枕を使い分ける時代

複数所有が進む背景には「季節や体調で枕を使い分ける」「合わない枕が増える“枕難民”問題」など、現代のライフスタイルや価値観の多様化が影響している。従来品の枕から、用途や気分で選ぶパーソナルギアとしての枕へと市場が転換している。

女性やシニア層で顕著な複数所有傾向

調査では、女性は男性の約3倍「4個以上」枕を所有しており、機能と感性価値の双方を重視している点が特徴的だ。また、60代以上のシニア層は2人に1人が2個以上の枕を所有。加齢による体調変化や快適な眠りへの探求心が所有数増加を後押ししているとみられる。

女性の枕複数所有率グラフ女性の枕複数所有率や「4個以上」所有の割合、感性価値の解説をまとめたデータ図です。 シニア層枕所有率グラフシニア層の枕複数所有率や、その理由について解説したインフォグラフィックです。

商品戦略にも変化 睡眠市場の新潮流

女性向けには用途別・季節別のセット販売や寝室コーディネート提案、シニア層には複数試せるサブスクや専門家診断サービスなど、消費者ニーズに応じた新商品・サービス戦略のヒントがデータから読み取れる。

調査概要と報告書の活用

今回の調査は2025年1月にインターネットで実施。ミドルエイジ層が6割、男女比も均等に近い構成となっている。詳細な市場トレンドや消費者の睡眠実態は『まくら白書2025』で報告されており、事業者にとっても市場動向把握や新規参入の指標となる。

まくら白書2025の表紙まくらや睡眠に関する調査データをまとめた『まくら白書2025』の表紙イメージです。

枕の多様化がもたらす市場拡大の可能性

枕の複数所有は、消費者の睡眠への関心やライフスタイルの細分化が背景にあり、今後の睡眠・寝具関連市場の拡大や商品開発の方向性に大きな影響を与えるとみられる。用途やパーソナライズドな提案が売上成長の鍵となるだろう。