池田模範堂におけるNint活用と楽天市場売上200%達成事例
データドリブン経営でEC売上大幅増を実現
かゆみ・虫さされ薬「ムヒシリーズ」で知られる医薬品メーカーの池田模範堂が、楽天市場で一部SKUの売上を前年同月比約200%に伸ばす成果を上げた。背景には、ECデータ分析ツール「Nint ECommerce」の活用によるデータドリブンな戦略転換がある。
従来の課題とデータ導入の背景
長年店頭販売を主軸としていた池田模範堂は、ECを新たな成長領域と位置づけ主要ECモールでの事業拡大を本格化。しかし、自社データの把握はできても、競合の販売動向やカテゴリ全体の推移を把握できず、施策判断が経験則に頼らざるを得ない状況が続いていた。
Nint ECommerce導入による変化
課題解決のため導入した「Nint ECommerce」により、楽天市場・Amazonなど複数モール横断で売上やシェア、競合情報を定量的に把握できるようになった。特にモールごとに売れる価格帯や商品特性の違いをデータで明確化。楽天市場では高単価・複数個セットが伸びやすい傾向、Amazonでは低単価・トライアル需要が強いことが判明した。
この分析を受けて、楽天市場では2個・3個セット商品の販促を強化。その結果、導入後半年で一部SKUの売上が前年同月比約200%を記録し、データ活用の即効性が示された。
ムヒシリーズなど池田模範堂の主要商品
今後の展望とEC発の商品開発
池田模範堂は2024年12月に「EC戦略課」を新設。今後はECで得られる市場データを起点に、売れる兆しを早期につかみ商品企画や販促施策へ反映するスモールスタート型の開発モデルを確立する方針だ。ECでのヒット商品を店頭展開に還元し、新たな事業成長の柱とすることを目指している。
データ活用が変えるメーカーのEC戦略
池田模範堂の事例は、従来型メーカーがデータドリブンな意思決定へ舵を切ることで短期間に売上大幅増を実現できることを示した。EC市場の競争が激化するなか、モール横断型の市場分析や即応型の商品・販促戦略の重要性は今後さらに高まると見られる。