日本TikTok Shop市場、大型セール後もGMV26.76億円維持、食品・飲料が急成長

日本TikTok Shop市場、大型セール後もGMV26.76億円維持、食品・飲料が急成長

大型セール終了もGMV横ばい、高単価化が市場を下支え

TikTok Shopのデータ分析プラットフォームを提供するKalodata Japanの最新データによると、2026年7月27日〜8月2日の日本TikTok Shop市場の総流通取引額(GMV)は26.76億円となり、前週比0.5%減とほぼ横ばいを維持した。大型セール「トクトクSALE 〜夏のひんやりSALE〜」を含む前週の高水準(26.90億円)から大きく落ち込まず、市場の底堅さを示す結果となった。

4週間推移グラフ直近4週間の売上高・販売件数・平均販売価格の推移

販売件数は106.57万件と前週比4.7%減少したが、平均販売価格は2,511円と同4.4%上昇し、高単価商品へのシフトがGMVを支えた。売上商品数も10.39万件と同2%増加し、販売の裾野が広がっている。一方、新規ファン数は183.19万人と同14.1%減、ライブルーム数は1.67万件と同7.3%減となり、流入と購買意欲の鈍化が散見される。

食品・飲料カテゴリーが7月上旬比2倍超に拡大

カテゴリー別では、美容・パーソナルケアが4.95億円で首位を維持。食品・飲料は3.97億円で2位に浮上し、7月6日週の1.88億円から約3週間で2倍超の成長を遂げた。これはセール期間中の2.8億円をも上回り、セール終了後も需要が継続している点が注目される。レディースウェア・インナーが2.72億円で続き、スマートフォン・エレクトロニクス(1.90億円)、おもちゃ・趣味(1.79億円)がトップ5に入った。

カテゴリ円グラフカテゴリー別売上構成の円グラフ

投資指標は減少傾向も、ショップ数は微増

市場投資関連指標では、広告予算が3,191万円と前週比横ばい、全ショップ数は12万7,472店と同1%増加した。新規ファン数は減少したものの、売上商品数の増加や高単価化により、GMVの安定を実現している。Kalodata Japanは、今後の通常週における売上水準の定着が市場拡大の焦点となると分析している。

食品カテゴリーの定着が市場拡大の分岐点に

今回のデータは、大型セール後の反動減が限定的であり、特に食品・飲料カテゴリーの成長が市場の高水準維持に貢献している点が重要である。食品はリピート購買が期待できるため、このカテゴリーが今後も成長を続ければ、TikTok Shopの日常的な購買チャネルとしての定着が進む可能性がある。一方で、新規ファン獲得とライブ配信の活性化は引き続き課題であり、今後の投資動向が市場規模の拡大を左右するだろう。