ベスカ・JCB・CARDNET、加盟店向けプラットフォーム・ソリューションを共同展開
ベスカ、JCB、CARDNETの3社は、加盟店向けプラットフォーム・ソリューションの共同展開を開始する。これにより、ベスカの「Verifone端末」でクレジットカード等の決済機能に加え、集客強化や業務効率化、DX推進支援などの付加価値サービスが「tance mall」上で利用可能となる。
協業の背景と目的
キャッシュレス決済が社会インフラとして定着する一方、店舗のDXには依然として障壁が存在する。売上管理・分析、集客・販促施策等の業務システムは加盟店ごとに構成が異なり、決済端末との連携には個別開発が必要となるケースが多く、導入コストと期間が決済環境刷新の制約となってきた。
これらの課題に対し、ベスカの決済端末およびソリューション、JCBの加盟店基盤、CARDNETの決済ネットワーク、そしてベスカ・tanceのプラットフォームを通じた付加価値サービスという、決済バリューチェーンにおける異なる強みを活かすことで、幅広い加盟店の業務効率化と生産性向上に貢献することを目的としている。
共同展開するソリューションの特長
豊富な決済端末種別・機能
クレジットカードに加え、電子マネーやQRコード決済にも対応したオールインワン端末を提供。上位機連動専用端末、プリンタ有無が選べるモバイル型端末、据え置き型端末など、店舗業態やニーズに合わせて幅広いラインナップを用意する。
モバイル決済端末、カード・電子マネー・QR対応、軽量堅牢設計
業務効率化・DX支援
「tance mall」を通じて「Victa」シリーズ等の決済端末上で業務アプリケーションを利用可能にすることで、店舗オペレーションの効率化とDX支援を実現。POSシステム利用、インボイス対応領収書発行、レシート広告発行など、利用シーンに応じたデバイスでサービスを提供する。端末ラインナップにはVicta Mobile(モバイル型/プリンタ無)、Victa Portable(モバイル型/プリンタ有)、V660c(据置型)などがある。
加盟店向けダッシュボード
クレジットカード、電子マネー、QRコード決済の取引履歴・売上管理を1つの画面で行えるダッシュボードを提供。クレジットカード取引では、取引履歴がリアルタイムで参照可能で、画面上での取引取消・返品処理にも対応する。
今後の展望
3社は、人手不足や業務負荷の増加、多様化する決済手段、顧客ニーズへの対応といった加盟店を取り巻く課題に対し、決済インフラを基盤とした新たなソリューションの提供や機能・サービスの拡充を目指す。また、ベスカの決済端末上で利用可能なtance対応アプリを順次拡充し、売上管理、販促、インバウンド対応などをシームレスに利用できる環境の実現を目指す。
決済端末のプラットフォーム化進む
本件は、決済端末を単なる決済手段から店舗運営全般を支援するプラットフォームへ進化させる取り組みだ。3社がそれぞれの強みを組み合わせることで、導入障壁を下げ、中小店舗のDXを後押しする可能性がある。今後のアプリ拡充次第では、決済端末を起点とした新たな加盟店向けエコシステムが形成されるかもしれない。