AIカメラキヅクモによる店舗DXの実証とデータ活用事例

AIカメラキヅクモによる店舗DXの実証とデータ活用事例

AIカメラキヅクモが展示会で示した店舗DXのリアル

ビックカメラグループのラネットは、2025年8月21日から22日に東京ビッグサイトで開催された「店舗・EC DXPO東京'25 夏」において、自社のネットワークカメラサービス『キヅクモ』の実機デモとデータ活用事例を披露した。展示会で得られたデータを基に、AIカメラによる店舗DXの有用性が具体的に示された。

展示会のキヅクモブース東京ビッグサイトで開催されたDXPO東京'25夏に出展したキヅクモの展示ブースの様子です。

防犯を超えたAIカメラの活用と来場者の反応

会場では「防犯+業務改善」「データに基づくマーケティング」「驚くほど手軽な導入」をテーマに、来場者が実際にキヅクモの機能を体験。Wi-Fi環境さえあれば専門知識や複雑な配線が不要で即時導入できる利便性への関心が高く、多様な業界課題の解決策として期待が寄せられた。

来場者が集う展示ブース多くの来場者がキヅクモの展示ブースを訪れ、AIカメラのデモや説明を受けている様子です。

2日間で2万人超の通行データを取得

キヅクモのマーケティング機能を活用し、ブース正面・側面を通過した来場者は総計20,886人。ブース内への案内数は369人で、通行者の約1.76%だった。これらのデータは、商業施設や小売店舗での来客数計測・分析への応用が可能だ。

  • ブース正面通行者数:9,963名
  • ブース側面(左)通行者数:2,971名
  • ブース側面(右)通行者数:7,952名
  • 通行者総計:20,886名
  • ブース内案内数:約369名(1.76%)
時間帯別通行人数グラフ展示会2日間の時間帯ごとの通行人数を示した折れ線グラフ。来場者のピーク時間帯が分かります。

時間帯別データによれば、午前10時台から来場者数が増加し、午後1時から3時にかけてピークを迎えた。これにより、イベントや店舗運営における混雑時間の把握と効率的な人員配置が可能となる。

ヒートマップ分析で明らかになった来場者の関心

ヒートマップ機能により、来場者が滞在した場所を色の濃淡で可視化。実機展示エリアやデモ映像コーナーに高い関心が集まり、顧客は製品の性能だけでなく、デザインや操作性も重視している傾向が読み取れた。

ブース内ヒートマップキヅクモカメラで取得したブース内のヒートマップ。来場者の関心が集まったエリアが色で可視化されています。

実店舗での業務効率化・売上向上への可能性

キヅクモのデータ活用は、実店舗でも曜日・時間帯別の来店客数把握や売場ごとの関心度分析に応用できる。ピークタイムの人員最適配置や、商品陳列・販促施策の改善など、データドリブンな運営が現実味を帯びている。

これまで経験や勘に頼りがちだった店舗運営が、AIカメラの導入によって客観的・科学的なものへと変化しつつある。キヅクモは防犯用途を超え、データを資産化する攻めのDXツールとして注目されている。

店舗運営の質的転換を促すAIカメラ

展示会実証を通じて、AIカメラによるリアルタイムな人数カウントやヒートマップ分析が、従来の店舗運営を根本から変革する可能性が示された。今後は、売場設計やシフト最適化など科学的な意思決定を支えるデータ基盤としてAIカメラの普及が加速することが予想される。