MUSINSA日本事業 全国47都道府県で注文記録
MUSINSA日本事業 全国47都道府県で注文記録
韓国発のファッションプラットフォームMUSINSA(ムシンサ)は、2025年度の日本国内における業績と購買データを発表した。今回のデータで注目されるのは、日本全国47都道府県すべてで注文が確認された点だ。韓国ファッションが日本で一過性のトレンドを超え、消費者の日常に深く根付いたことが明らかとなった。
MUSINSA日本事業の主要実績や成長率、全国47都道府県での注文記録などをまとめたインフォグラフィックです。
需要拡大と取引規模の成長
MUSINSA Global Storeの配送先分析によると、東京都が9.0%で最多、次いで北海道、神奈川県、京都府、大阪府など全国的に需要が拡大している。2025年の日本における年間取引額は前年比約2.4倍となり、10月の単月取引額は約11億円に到達。オンラインとオフライン施策の相乗効果が顕著に表れている。また、再購買率も2023年比で約6倍に増加し、消費者のリピート利用が増加傾向にある。
会員基盤とブランド流通の拡大
サービス開始から3年で累計会員数の51.7%が2025年の新規入会者となり、会員獲得ペースが加速。MUSINSAが流通するMatin Kim(マーティンキム)はオンライン売上が前年比約2.6倍に拡大。渋谷のオフライン店舗では累計来店客数が20万人を突破し、ブランド認知が広がっている。
Matin Kimの店舗で多くの来店客が商品を手に取る様子。日本市場での韓国ブランド人気の高まりを示しています。
ローカライズ戦略と顧客体験
- 長期ポップアップストアによる体験の現地化(MUSINSA TOKYO POP-UP STORE 2025には約8.2万人が来場)
- 「MUSINSA SNAP」導入によるリアルな韓国のストリートスタイル提案
- 即時返金政策による購入体験の安心感向上(返品リードタイム約60%短縮、再購買率14日間で53%向上)
MUSINSA TOKYO POP-UP STORE 2025の会場前に並ぶ来場者たち。韓国ファッションへの関心の高さが伺えます。
今後の展開と成長戦略
MUSINSAは2026年4月に渋谷で第2弾の大型ポップアップ開催を予定し、Matin Kimの新店舗も年内に2店舗追加予定。日本と中国での成功モデルを基盤に、2026年は東南アジア市場への進出も計画している。
韓国ファッションの新たな定着とEC市場進化
MUSINSAの日本事業は、全国47都道府県へのリーチや取引規模・再購買率の伸長、ブランド認知拡大などから、韓国ファッションが日本市場で一過性のブームを超えた定着フェーズに入ったことを示している。ECとオフライン施策の組み合わせやローカライズ戦略、インフラ改善による安心感の提供が、今後のファッションECにおける成長・競争力強化のヒントとなるだろう。