TikTok Shop日本市場2025年12月レポート公開
TikTok Shop日本市場2025年12月の最新動向
TikTokコマースに特化した株式会社ライブコマースが、分析ツール「FastMoss」を活用した2025年12月の日本市場レポートを公開した。各種販売指標や成長トレンド、カテゴリ別売上、売れ筋商品など、TikTok Shopの最新マーケティングデータが明らかになった。
12月も高成長を記録した日本市場
2025年12月の日本市場における推計GMV(流通総額)は約60.2億円と、前月比で65.4%増加。販売数量は238.3万個(前月比+68.1%)、販売実績ある商品点数は13.3万点(同+177.1%)、新商品数は206.5万個(同+2030%)と、ほぼ全ての主要指標で大幅な伸びを示した。特に12月は年末向けセールや新商品の大量投入、ショートビデオやライブコマースの投稿本数増加が成長の要因となっている。
2025年12月の販売数量や新商品数、平均単価などの推移を示すグラフ。
低価格帯商品が再びトップに
12月の販売単価分布では1,000円〜1,500円の商品が20.78%で最多となり、再び1位の価格帯となった。これはクリスマス需要の高まりにより、おもちゃ・ホビー系の低価格商品が大きく販売数を伸ばしたことが影響している。
商品販売価格帯別の分布グラフ。1,000円〜1,500円帯が最も多い。
カテゴリ別では美容パーソナルケアが首位
販売数量TOP5カテゴリは、美容パーソナルケア(40.6万個)、おもちゃ・ホビー(31.0万個)、食品・ドリンク(26.8万個)、レディースファッション(24.5万個)、スマホ・デジタル機器(21.2万個)となった。特におもちゃ・ホビーは前年同月比90.2%増とクリスマス需要で大きく伸長。全体的に主要カテゴリが軒並み50%以上の成長を見せている。
日本市場のカテゴリ別販売ランキング表。美容パーソナルケアが1位。
販売経路の変化とクリエイター活用の拡大
12月はショートビデオ経由の販売が83.7万個(前月比+69.4%)と大きく増加した一方、ライブ配信経由は9.5万個(同-29.6%)と減少。商品カード経由が145万個(同+84%)で最も多く、クリエイター連携アカウント経由の販売も60%増となるなど、多様な経路での販売が拡大している。
販売流入経路やアカウント別販売数の比較グラフ。
売れ筋商品は海鮮食品が上位独占
12月の売れ筋商品ランキングでは「港ダイニングしおそう」のカニ、海ぶどう、つぶ貝などの海鮮食品が1位~3位を独占。ビタミンCサプリや低価格インソールも上位に入り、8位・9位にはクリスマス需要の玩具がランクインするなど、季節要因が色濃く反映された結果となった。
2025年12月のTikTok Shop売れ筋商品ランキング表。
TikTokコマース分析ツールFastMossの役割
FastMossは世界14カ国以上で利用されているTikTok Shop分析ツールで、累計ユーザーは200万人超。中国、米国、東南アジアなどグローバルに普及し、販売データやトレンドの可視化によるEC事業者向けの戦略立案ツールとして国内外で導入が進んでいる。
FastMossのダッシュボード画面。TikTok Shopの販売データやカテゴリ統計が表示されている。
ショート動画と商品カード経由の拡大が成長を牽引
TikTok Shop日本市場は2025年12月も高水準の成長を維持し、特にショート動画や商品カード経由の販売拡大が目立った。新商品の大量流入や季節イベントへの対応力が、売上・流通額を押し上げている。多様な販促経路の確立と即時性の高いプラットフォーム施策が今後も市場成長の鍵となるだろう。