東南アジア発グローバルECエージェンシーKemanaとACROVEによるKemana TOKYO開設
株式会社ACROVEとシンガポール拠点のKemana Technologyは、共同事業拠点「Kemana TOKYO」を設立し、日本企業のグローバルEC展開支援を本格化させる。Kemanaは世界的ブランドのEC構築実績を持ち、ACROVEは国内市場でのEC成長支援に強みがある。両社のノウハウを融合し、日本ブランドの海外進出とグローバル企業の日本参入を後押しする。
日本企業の海外展開とEC刷新ニーズに対応
国内BtoC-EC市場が成熟する中、日本企業の販路拡大やオムニチャネル化対応、グローバル基準のシステム刷新が急務となっている。しかし、多言語・多通貨対応や税率計算、ヘッドレスコマースなどの技術要件に精通した国内エンジニアリソースは不足し、システム面が大きな障壁となっているのが現状だ。BtoB-ECでも各国商習慣への柔軟な対応が不可欠であり、こうした課題を解決する新たなパートナーシップとしてKemana TOKYOが始動した。
Kemana TOKYOの事業概要と特徴
Kemana TOKYOは、日本企業のグローバル向けECサイトの設計・開発・運用保守をワンストップで提供する。シンガポール、マニラ、コロンボ、ジャカルタに設計・開発拠点を持ち、オフショア開発によるコストメリットと日本国内での品質管理・プロジェクト管理を両立。BtoC・BtoB問わずグローバルEC展開を支援するとともに、海外ブランドの日本進出もサポートする。
- Adobe Commerce、Commercetools、Salesforce Commerce Cloud、Shopify Plusなどグローバルプラットフォームの導入支援
- Kemana独自パッケージOptimaシリーズによるBtoC・BtoB向けECサイトの迅速かつ低コスト開発
- MAツールやCRM、PIM、ERPなどの外部システム連携
- レガシーシステムからのリプレイスやマイグレーション
- APIベースのヘッドレスコマース構築
Kemana TOKYOの事業内容や両社の役割分担
両社の強みと推進体制
ACROVEは日本市場の商習慣やニーズに合わせた要件定義・品質管理・プロジェクト進行を担当し、サイト構築後のマーケティング支援まで一気通貫で提供。Kemanaはグローバル標準の技術力を活かし、世界最先端のアーキテクチャ設計やセキュリティ基準を日本のプロジェクトに適用する。両社のリソースと知見を融合することで、日本発ブランドのグローバル展開や海外ブランドの日本進出を技術面から支える体制を整えた。
Kemana CEO Chris Benz氏。グローバルEC知見に強み
ACROVE代表取締役社長 荒井俊亮氏。日本市場に精通
今後の展望と市場インパクト
Kemana TOKYOは日本企業のグローバルEC事業強化と、グローバル企業の日本進出を加速させる施策として注目される。両社はECインフラの世界水準化を推進し、国内ブランドの国際競争力強化、さらには海外ブランドの新規参入拡大にも寄与する。高度なEC構築と運用支援の提供体制を拡充することで、今後の日本EC市場のグローバル化に大きなインパクトを与える可能性が高い。
グローバル進出の新たな加速装置としての役割
日本企業の海外EC進出は、「多言語・多通貨対応」「現地の商習慣への最適化」「大規模EC基盤の刷新」といった課題が長らくボトルネックとなってきた。Kemana TOKYOの設立は、世界水準のECシステムと日本市場の知見を融合させることで、国内外双方の企業に新たな成長機会をもたらす可能性がある。今後、ECのグローバル展開を目指す企業にとって、有力な選択肢となるだろう。