レビュー不足商品の購入理由、51.6%が「自分に合いそう」

レビュー不足商品の購入理由、51.6%が「自分に合いそう」

レビュー不足でも購入に至る消費者は約4割

ECサイトで商品を選ぶ際、レビューやランキングは重要な判断材料となる。しかし、新商品や知名度の低い商品は十分なレビューを集めるまでに時間がかかる。そうした状況でも、消費者はどのように商品を選んでいるのか。株式会社システムリサーチが運営する「創作品モールあるる」は、20~49歳の男女250名を対象に「商品の購買」に関するアンケート調査を実施し、その実態を明らかにした。

購入経験の割合レビューやランキングにかかわらず購入した経験の割合

調査によると、直近3か月以内にレビュー数やランキングにかかわらず「気になる」「試してみたい」と感じて商品を購入した人は24.8%、気になったが購入しなかった人も14.4%で、合わせて39.2%がレビューやランキングに依存しない購買意向を持った経験がある。一方、そのような経験がない人は60.8%だった。

「気になる」きっかけは商品説明、購入理由1位は「自分に合いそう」

興味を引いた理由商品が気になった理由の項目別割合

レビューやランキング以外で商品が気になった理由として最も多かったのは「商品説明を読んで気になった」48.0%だった。続いて「見た目が好みだった」と「自分に合いそうだと感じた」がともに34.7%、「あまり見かけない商品だった」が25.5%となった。

実際に購入した理由では、「自分に合いそうだと感じた」が51.6%でトップ。次いで「他ではあまり見かけない」40.3%、「失敗しても試してみたい」29.0%、「商品説明に納得できた」30.6%が続いた。レビューが少ないほど、商品ページで「どのような人に向いているか」「どんなシーンで使えるか」を具体的に伝えることが購入を後押しする可能性を示す。

購入理由の内訳実際に購入した理由の内訳

購入を阻む最大の壁は価格、価格納得感が決め手に

購入しなかった理由購入に至らなかった理由の割合

商品が気になったものの購入しなかった理由としては、「価格が高いと感じた」が55.6%と圧倒的だった。次いで「すぐに必要な商品ではなかった」22.2%、「自分に合うか分からなかった」「口コミやレビューが少なかった」がともに16.7%となった。購入に至るには、価格の納得感を伝える情報が不可欠である。

レビュー以外の決め手は「価格納得感」「商品説明」「自分との相性」

レビュー以外の決め手レビューやランキング以外で商品を選ぶ決め手となる要素別割合

レビューやランキング以外で商品を選ぶ決め手として、最も多かったのは「価格の納得感」40.4%で、続いて「商品説明の分かりやすさ」34.4%、「自分に合いそう」30.8%、「見た目やデザイン」「使う場面が想像できる」がそれぞれ26.4%となった。レビューが少ない商品には、複数の情報を組み合わせて伝える戦略が有効と考えられる。

レビュー不足を補う商品説明の重要性

本調査は、レビューやランキングに頼れないEC事業者にとって重要な示唆を与える。新商品やニッチ商品の販売では、レビューが充実するのを待つよりも、「自分に合いそう」と判断できる商品説明や価格の納得感を高める情報を提供することが、購買行動を促進する鍵になる。特に「自分に合いそう」という感覚は、レビューが少ないほど強く作用する可能性があり、商品ページの最適化が売上向上に直結するといえる。

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