ネット通販画像、6割以上が「押せる」と認識、「詳しく見る」文字が効果的

ネット通販画像、6割以上が「押せる」と認識、「詳しく見る」文字が効果的

株式会社システムリサーチが運営する「創作品モールあるる」は、ネット通販経験者300名を対象に実施した「ネット通販サイトの画像」に関するアンケート調査の結果を公開した。ECサイトにおける画像のクリック誘導設計の実態と、ユーザー行動の傾向が明らかになった。

バナー画像と商品画像、共に6割以上が「押せると思う」

調査によると、キャンペーンや特集のバナー画像について「押せると思う」と回答した割合は60.7%に上った。一方、「思わない」は19.0%、「分からない」は20.3%だった。商品画像では「押せると思う」が65.7%、「思わない」16.0%、「分からない」18.3%と、やや高い数値となった。

押せると思う割合グラフキャンペーン画像と商品画像それぞれで「押せる」と回答した割合を示す横棒グラフ

いずれの画像タイプでも6割を超えるユーザーがクリックを期待していることが分かる。ただし、約2割が「思わない」と回答しており、画像の見た目だけではクリック動作が伝わらないケースが一定数存在することを示している。

「押せる」と伝える表示、1位は「詳しく見る」などの文字

画像が「押せる」と分かりやすい表示方法について尋ねたところ、「『詳しく見る』などの文字がある」が55.3%で最多となった。次いで「ボタンのようなデザイン」が41.3%、「『>』『→』などのマークがある」が21.3%と続いた。また、「画像なら基本的に押せると思う」は13.3%だった。

押せる表示の要素画像が押せると分かりやすい表示の上位要素を示すグラフ

この結果から、テキストラベルや視覚的なボタンデザインがクリック可能性の伝達に効果的であることが分かる。特に「詳しく見る」という具体的なアクションを示す文字が、多くのユーザーに理解されやすいようだ。

クリック可否が不明な場合、26%が「押さない」と回答

気になる画像が「押せるか分からない」場合の行動としては、「とりあえず押してみる」が44.0%で最多だった。しかし、26.0%のユーザーが「その画像は押さない」と回答し、さらに29.7%が「サイト内で詳しい情報を探す」と回答した。

押せるか不明時の行動気になる画像が押せるか分からないときのユーザー行動を示すグラフ

約4人に1人がクリックを諦めるという結果は、ECサイトにとって潜在的な機会損失を意味する。画像にリンクが設定されていても、ユーザーが気付かなければ流入やコンバージョンにつながらない。

ECサイト運用への示唆

今回の調査結果は、ECサイトにおける画像設計の改善ポイントを明確に示している。単に画像をリンク化するだけでなく、ユーザーが「押せる」と認識できるよう、テキストラベルの追加やボタンデザインの採用が効果的と言える。特に「詳しく見る」などの文字を配置することで、クリック率向上が期待できる。

画像のクリック設計はUX改善の鍵

本調査は、ECサイトのユーザー体験(UX)において、画像のクリック可能性を明確に伝えるデザインの重要性を改めて浮き彫りにした。26%のユーザーがクリックを諦めるというデータは、売上やエンゲージメントに直結する無視できない数値だ。EC事業者は、商品画像やバナーに「詳しく見る」といったテキストやボタンデザインを積極的に採用し、視覚的な誘導を強化すべきである。また、A/Bテストなどを通じて効果検証を行うことで、さらに最適な表現方法を見極めることができるだろう。

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