2025年版ソーシャルギフト利用実態調査 ギバー型の特徴と動向
ギバー型に焦点 ギフトを贈る頻度・金額・価値観に特徴
全国2,250人を対象に実施された2025年版ソーシャルギフト利用実態調査の第14回レポートでは、ソーシャルギフト利用者のうち「贈る方が多い」ギバー型に着目した分析結果が公表された。
ソーシャルギフト利用者のタイプ構成
調査では、ギフトを贈る頻度と貰う頻度を基準に「ギバー型」「バランス型」「テイカー型」の3タイプに分類。全体の66.8%がバランス型、26.9%がギバー型、6.3%がテイカー型という結果となった。
ギバー型の44.5%が年4回以上ギフトを贈る高頻度層
ギバー型の44.5%が年4回以上ソーシャルギフトを贈っており、これはバランス型8.7%、テイカー型11.3%を大きく上回る。さらに月1回以上贈る高頻度層もギバー型は7.1%と、他のタイプより突出している。
ギバー型の44.5%が年4回以上ソーシャルギフトを贈る頻度を示した棒グラフ
ギバー型は価格帯も多様 1万円以上の高額ギフトも活発
ギバー型は「1,000円〜2,000円未満」31.7%、「3,000円〜5,000円未満」30.2%、「500円〜1,000円未満」28.4%と幅広い価格帯でギフトを贈っている。1万円以上を贈った経験がある割合も11.7%と、バランス型やテイカー型と比べて高い傾向がみられる。
ギバー型が幅広い価格帯でソーシャルギフトを利用していることを示す棒グラフ
ギフト選びの基準 自分の価値観も重視
ギバー型は「相手の好みを考慮して」73.9%が最多だが、「自分が良いと思ったもの」を選ぶ割合も43.5%に達し、他のタイプを8〜9ポイント上回っている。予算に合わせて選ぶ割合も56.5%と高く、ギバー型はシーンや相手に応じて柔軟にギフトを選んでいる。
ギバー型がギフト選びで自分の価値観も重視していることを示す比較グラフ
専門家コメント ギバー型は日常的にソーシャルギフトを活用
ギフトモール オンラインギフト総研所長の小川安英氏は、ギバー型は多様な価格帯でソーシャルギフトを積極的に活用し、日常的に贈答を行っていると分析。オンラインギフト市場拡大の中核的な存在と位置付けている。
ギフトモール オンラインギフト総研所長 小川安英氏
調査概要
- 調査時期:2025年6月
- 調査方法:インターネットパネル調査
- 対象:全国15歳〜59歳の男女2,250名(ギフト送受経験者)
- ギバー型:605人(26.9%)、バランス型:1,503人(66.8%)、テイカー型:142人(6.3%)
ソーシャルギフト市場拡大をけん引するギバー型
ギバー型は高い贈答頻度と多様な価格帯での利用、自己の価値観を反映するギフト選びが特徴。日常的なギフト文化の浸透やオンラインギフト市場の拡大において、ギバー型の存在が成長ドライバーとなっている。EC事業者にとっては、ギバー型のニーズに応える多様な商品・体験提案が今後の競争力強化に直結しそうだ。