TikTok Shop日本市場年末年始におけるGMV動向
2025年12月29日〜2026年1月4日の日本TikTok Shop市場では、年末年始の影響を受けてライブコマースの稼働が減速しつつも、GMV(流通取引総額)は9.9億円と10億円規模を維持したことがKalodata Japan独自集計データから明らかになった。
売上・広告・新規参入の主要指標
今回の集計期間におけるGMVは前週比45%減の9.9億円となり、広告予算も34%減の990万円に縮小した。一方で、全ショップ数は95,090件(前週比+1%)と市場の裾野拡大が続いている。新規参入ショップは881件に上り、年末年始期間中も一定の新規流入が確認された。
- 売上高(GMV):9.9億円(前週比 -45%)
- 広告予算:990万円(前週比 -34%)
- 全ショップ数:95,090件(前週比 +1%)
- 新規参入ショップ数:881件
直近4週間の売上高・販売件数・平均販売価格の推移を示すグラフです。
カテゴリー別売上と販売チャネルの変化
TOP10カテゴリーでは、美容・パーソナルケアが1.8億円で首位、食品・飲料が1.1億円、レディースウェア・インナーが1.0億円と続く。年末年始の影響で特に美容・食品カテゴリーのライブコマース経由売上は前週比3割以下に縮小。これにより、一部ショップでは動画や広告など他チャネルへの販売戦略のシフトが見られている。一方、スマートフォン・エレクトロニクスやおもちゃカテゴリーではライブ配信や商品カード経由の売上が堅調に推移した。
主要カテゴリー別の売上高構成比を円グラフで示したデータビジュアルです。
商品・マーケティング活動の推移
新商品数は127,554件(前週比-32%)、売上商品数42,133件(-14%)、動画本数26.1万本(-4%)、ライブ本数21,052本(-6%)といずれも減少傾向。1ショップあたりの平均新商品数は1.34件、動画は2.74本、ライブは0.22本と、全体的な活動量も年末年始でやや縮小した。
新商品数や売上商品数、動画・ライブ本数など主要マーケティング指標の一覧です。
市場・投資指標と今後の展望
新規ファン数は582万人(前週比-1%)で、広告投資は1ショップあたり104円まで低下した。一時的な活動縮小にも関わらず市場規模を維持しており、今後は商材特性ごとに動画・ライブ・広告など多様なチャネル戦略の柔軟な運用が成長のカギとなる見通しだ。
全ショップ数や広告予算、新規ファン数など市場・投資関連の主要指標一覧です。
年末年始を経て進む販売チャネルの多様化
TikTok Shop日本市場は年末年始でライブコマースの減速が顕著となったものの、GMV水準は10億円近くを維持した。特にライブ依存度の高い美容・食品カテゴリーで落ち込みが大きい一方、スマートフォンやおもちゃなど商品特性に応じたチャネル選択の柔軟性が成果を上げている。今後は市場拡大とともに、販売チャネルやマーケティング活動の最適化が競争力強化のポイントとなるだろう。