ZOZOTOWNにおけるAI不正検知導入と成果
ZOZOTOWNがAI不正対策を本格導入
ファッションEC最大手のZOZOTOWNを運営するZOZOは、AI・機械学習を活用した不正対策プラットフォーム「Forter Abuse Prevention」を導入し、ポイントやクーポンの不正利用防止で大きな効果を上げている。特に2024年10月以降の本格運用により、不正ユーザーによるポイントコストの削減額が従来比約2.6倍に増加した。
インセンティブ施策が直面した不正利用の課題
ZOZOTOWNは新規顧客獲得のために「初回購入者限定クーポン」などのプロモーション施策に注力してきたが、同一人物による複数アカウント作成を利用した不正利用が深刻化していた。これにより独自の不正判定ロジックやオペレーターによる目視確認など、人的負荷も増大していた。
AI不正検知の導入で業務効率と施策展開が向上
AIによるリアルタイム判定を強みとするForterの導入で、決済時点での不正注文ブロックや自動化によるオペレーション負荷の大幅な削減が実現。不正リスクへの懸念が減少したことで、インセンティブの高いキャンペーンも積極的に展開できるようになった。
大手ECの成長戦略を支えるAI活用
ZOZOTOWNは1,600超のショップ、9,200以上のブランドを扱い、年間1,200万人超の購入者を抱える国内最大級のファッションECサイト。AIによる不正検知技術の導入は、同社の成長戦略におけるキャンペーン施策の自由度確保や顧客体験の向上に直結している。
Forterは世界40万以上の事業者に採用され、これまで2兆ドル以上の取引処理実績がある。AIベースの不正検知を通じて、国内外のデジタルコマースで安全かつ柔軟な事業運営を支援している。
AI不正検知がEC事業の成長基盤に
ZOZOTOWNの事例は、AI・機械学習を活用した不正対策の導入が、単なる被害抑止だけでなく、マーケティング施策の自由度や顧客体験の向上といった事業成長に直結することを示している。今後、EC業界全体で不正対策の高度化と業務効率化が競争力の鍵となる可能性が高い。