NintによるEC主要11ジャンル最新市場動向レポート2025年10〜12月期

NintによるEC主要11ジャンル最新市場動向レポート2025年10〜12月期

株式会社Nintは、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングの公開データを分析し、2025年10〜12月のEC主要11ジャンルにおける最新市場動向レポートを公開した。物価高騰が続く中、消費者の購買行動や各カテゴリの動向が明らかになった。

単価上昇と厳選買いが鮮明に

Nintの分析によると、原材料費や物流コストの上昇を背景に、ほとんどのジャンルで販売数量の減少と平均単価の大幅な上昇が見られた。生活必需品やQOL向上商品を中心に「価格が高くても納得できる商品」を選ぶ消費行動が強調されている。

パソコン・周辺機器:AI・高スペックが牽引

パソコン・周辺機器」ジャンルは市場全体の成長をけん引。AI機能搭載やスペック重視の傾向が強まり、単価上昇を伴いながら売上は前年同期比で約20%増加した。ビジネス・クリエイティブ用途での性能投資が顕著となっている。

食品・飲料:高単価・嗜好品消費が拡大

食品ジャンルではハレの日需要やプチ贅沢志向が高まり、魚介類・惣菜など高単価商品の売上が伸長。飲料分野ではコーヒーなど付加価値の高い嗜好品需要が市場を支えた。消費者の「メリハリ消費」が鮮明になっている。

ファッション・アクセサリー:資産価値・健康志向が続く

ファッション分野では、メンズファッションや腕時計、ジュエリーの資産価値・ブランド価値重視が継続。インナー・ナイトウェアではリカバリーウェアに代表される健康・休養向上型の高機能商品が人気で、単価上昇に寄与している。

住環境・DIY:高機能・長寿命商品へのシフト

インテリアやDIY市場では販売数量は減少したが、単価上昇で売上を維持。安価な消耗品から長く使える高機能寝具やプロ仕様の工具・メンテナンス用品などへの需要シフトが見られる。

NintによるEC市場動向データのイメージNintによるEC市場動向データのイメージ

Nintのデータ分析が示す市場変化

Nint ECommerceのビッグデータ分析は、国内3大ECモールの売上金額・販売数量・プロモーションデータを総合的に推計。市場全体の消費トレンドや、各ジャンルにおける事業者の意思決定を支援する情報を提供している。

  • 調査期間:2025年10月〜12月
  • 調査方法:Nint独自推計データ(AI・クローリング技術利用)
  • 対象ジャンル:家電・デジタル、ファッション、食品・飲料、住環境・DIY、キッズ・ベビーなど11カテゴリ

EC市場成長の質的変化を可視化

2025年冬のEC市場は物価上昇を背景に「厳選買い」や高付加価値商品へのシフトが進行。Nintのデータは、単価上昇と数量減少が同時に進む中で、消費者ニーズの多様化と事業者の戦略的対応が不可欠であることを示している。

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