日経MOOK物流革命2026に見るオウンドリセールとEC物流の進化

日経MOOK物流革命2026に見るオウンドリセールとEC物流の進化

物流革命2026で語られたオウンドリセールの潮流

ファッション業界のDX支援を手掛けるアパレルウェブ専務取締役の杉本慎太郎氏が、日経MOOK『物流革命2026』においてインタビュー記事でオウンドリセールの最新動向とEC物流の変革について解説した。同書は物流ビジネスの最前線を伝える専門誌として発行されている。

物流革命2026の書籍表紙物流業界の最新トレンドを特集した日経MOOK『物流革命2026』の書籍表紙画像です。

米国発の二次流通拡大とブランド主導の意義

記事では、近年米国を中心にアパレル・小売業界で拡大する「オウンドリセール(ブランド自らが手掛ける二次流通)」について、ブランド価値向上とサステナビリティ両立を目指す新たなビジネスモデルとして紹介。米国では将来的に全アパレル販売の2割が中古品となる予測もあり、サステナビリティ意識や製造コスト上昇がブランド自社回収・再販の取り組みを加速させていると解説した。

EC物流拠点の役割変化と新たな機能

従来のEC物流は効率的な保管・出荷を主目的としてきたが、リセール事業では商品の検品、クリーニング、撮影、修繕など、商品を再生・価値回復する機能が不可欠となる。杉本氏は、今後は物流拠点が単なる倉庫から、商品価値を付加する工場的役割へと進化する必要性を強調した。

ブランド主導のメリットと循環型モデル

杉本氏は、外部プラットフォーム任せではなく自社で二次流通をコントロールすることで、価格下落やブランドイメージ毀損を防げる点を指摘。さらに顧客接点の拡大により、リセールから新品販売への循環的な購買モデル構築の可能性についても言及した。

オウンドリセールが物流戦略を再定義

ブランド主導のオウンドリセールは、サステナビリティ対応やコスト構造の変化といった社会的要請を受けEC物流の役割を再定義している。単なる配送から価値再生・循環型ビジネスへの転換が進む中、物流現場の新たな機能創出が今後の競争力に直結するだろう。

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