アンドエスティHD公式WEBストアにおけるSpeedKit本導入と表示速度大幅向上

アンドエスティHD公式WEBストアにおけるSpeedKit本導入と表示速度大幅向上

and STがSpeedKit本導入で表示速度を大幅短縮

株式会社アンドエスティHDが運営する公式WEBストア「and ST」で、サイト表示速度の大幅な向上を目的として、ギャプライズが提供するスピード改善ツール「SpeedKit」が本導入された。POC(概念実証)を経て決定したもので、TOPページ読み込み速度は約2秒短縮されるなど、顕著な効果が確認された。

導入背景とデータ分析による課題の顕在化

and STは「GLOBAL WORK」や「niko and ...」など30以上のアダストリアブランドが集まる公式ストアで、会員数は2,100万人超にのぼる。これまで売上の多くがアプリ経由だったため、開発やマーケティング投資はアプリに集中していた。しかし詳細なデータ分析により、サイト来訪者の多くがブラウザ版から流入していることが判明。新規顧客や検索経由ユーザーの窓口としてブラウザ版の体験価値が重要であり、表示速度の遅さがアプリダウンロードや継続利用、ファン化の障壁になっていたことが課題となった。

SpeedKit導入による定量的な効果

SpeedKitのPoC期間中、主要ページのLCP(Largest Contentful Paint)が大幅に短縮。TOPページでは2.840秒から0.935秒へ(約1.9秒短縮)、商品一覧ページでも1.675秒から0.939秒へ改善された。これにより、ブラウザ版サイトの体験が高速化し、新規顧客獲得やブランドファン化の基盤強化につながるとみられる。

SpeedKitの技術的特徴とグローバル導入実績

SpeedKitはドイツ・ハンブルク大学との共同研究で開発されたAIベースのウェブパフォーマンスソリューション。最新のキャッシングアルゴリズムやエッジキャッシング技術を活用し、サイトの読み込み遅延や帯域幅の課題を解決する。グローバルで1万超のサイト導入実績があり、ウェブパフォーマンス改善の分野で注目されている。

SaaS市場の成長とギャプライズの戦略

日本国内のSaaS市場は2022年時点で1.1兆円規模と全ICT支出の4%弱に留まるが、今後大きな成長が見込まれている。ギャプライズは2012年以降、海外の先進テクノロジーの発掘・提案に注力し、市場の多様なニーズに応えるSaaS商社として独自の地位を確立してきた。ABテストやサイトスピード改善サービスなどクライアントの課題解決を支援する体制を強化している。

ECサイト体験価値向上と新規顧客獲得への波及

アプリ主導の戦略からブラウザ体験の強化へとシフトすることで、流入増加やコンバージョン拡大などEC事業の成長ドライバーとなる可能性が高い。高速化は新規ユーザーの獲得効率やファン化にも寄与し、今後のEC市場競争で重要な差別化要素となるだろう。