BASEかんたん海外販売標準機能化と越境EC拡大

BASEかんたん海外販売標準機能化と越境EC拡大

BASEが越境EC機能を全ユーザーに標準提供

ネットショップ作成サービス「BASE」は、2026年3月18日より、すべてのショップに向けて「かんたん海外販売」機能を標準で提供する。これにより、特別な設定や開発を必要とせず、BASEを利用するショップは誰でも海外販売が可能となる。先行募集では12,000店超が申し込み、個人やスモールチームを中心に越境ECへの高い関心が示された。

専門的な越境業務の負担をゼロに

「かんたん海外販売」は、BASEの子会社want.jpとの連携によって、海外販売に伴う専門的な業務をショップ側が担う必要がない。海外販売開始時の初期費用や固定費も不要で、国内販売と同様の手順でwant.jpの国内倉庫に商品を発送するだけで、越境EC専門スタッフが再梱包・海外配送を行う。これにより、送り状や通関書類作成、多言語対応、規制対応といった煩雑な作業を省略できる。

シームレスな購入体験でカゴ落ち防止

AIによる国判定や海外専用カート自動表示、海外送料の自動計算、海外向け決済手段の提供などにより、購入時の不明瞭さや導線の分断を解消。BASEによると、ネットショップ作成サービスで購入がひとつのカート内で完結する越境EC機能の標準提供は国内初となる。100ヵ国以上への販路拡大や売上向上が期待できる。

ショップ商品一覧画面BASEショップの商品一覧画面のスクリーンショット。財布やサングラスなどの商品が表示されています。

標準機能化の詳細と利用料

「かんたん海外販売」は2026年3月18日より順次対応。BASEを利用するすべてのネットショップが利用可能となり、利用料は海外で商品が売れた時のみ決済金額の5%(国内倉庫への送料含む)が発生する。BASEの各プランに応じた手数料も別途必要。

ショップ事例に見る海外販売の変化

先行導入した「PERSO(ファッション)」は、海外発送や決済のハードルが下がり、特別な知識がなくても注文が受けられるようになったとコメント。「HARUMURA(ハンドメイド)」も、国内配送と同様の手順で海外販売ができ、翻訳ツール活用により日本語・英語で商品説明を記載している。「成冨史絵のゼンタングル(エンタメ・ホビー)」では、専門知識が必要な発送・決済業務が解消され、海外からの購入数が増加した。

BASEの成長戦略と今後の展望

BASEは2024年末時点で250万ショップが利用。手数料のみで利用できる「スタンダードプラン」や、月額費用が必要だが手数料が安価な「グロースプラン」など、ネットショップの規模を問わず利用できる体制を整えている。今後もショップ運営の負担を軽減し、越境EC機能強化やクリエイターエコノミー支援を推進する方針だ。

越境ECの裾野拡大と中小事業者の追い風

BASEによる「かんたん海外販売」の標準機能化は、これまでリソース面の課題で海外展開に踏み切れなかった個人やスモールチームにとって大きな機会となる。カート一体型の越境ECは購入率向上や売上拡大に直結し、国内EC市場のグローバル化を後押しする施策といえる。

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