松屋フーズとGastroduceJapanによるTikTokShop活用食品EC戦略
食品EC市場にパラダイムシフト、TikTokShopが再成長を牽引
株式会社モールハックは、松屋フーズとGastroduceJapanの合弁会社として、食品分野に特化したTikTokShop活用のEC構造改革支援を開始した。2025年夏の日本国内本格稼働を控え、食品EC市場の成長構造に大きな変化が予想される。
合弁体制の強みと経営陣
松屋フーズは、EC運営で年商50億円超の実績を持ち、一方のGastroduceJapanは食品EC領域で複数の受賞歴がある。モールハックの代表には松屋フーズEC部門責任者の安藤吉信氏、取締役にはGastroduceJapan代表の若松友貴氏が就任し、両社の強みを最大限に活かした事業推進体制が組まれている。
TikTokShop本格展開による食品ECの新潮流
TikTokShopの国内展開は、Z世代やミレニアル世代など若年層へのリーチを飛躍的に拡大し、これまでEC参入が難しかった飲食店や個人経営店にも新たな販路をもたらす。出店コストは固定費0円・手数料7%(カード決済込み)と低く、ギフトや菓子、手作り食品など“ストーリー性”の強い商品が販売しやすい環境が整う。
- 若年層への新規アプローチが可能
- 飲食店・パティスリーのEC参入障壁が低減
- クリエイター主導の話題創出による販路拡大
- “共感消費”を促進するプラットフォーム特性
- 単品集中型で小規模事業者にも売上機会
仕組み化と外部連携が成功の鍵
TikTokShop活用では、アフィリエイターや外部クリエイターの選定・囲い込み、広告運用の自動化など、アカウント単独運用ではなく外部連携による仕組み作りが重視されている。初期段階ではUGC活用など効率的な運用が推奨されており、クリエイター経済の進展と連動したEC展開が模索されている。
常温食品は2025年7月、冷凍食品は年内対応
まずは常温食品の販売が2025年7月から本格的に開始され、ギフトや菓子、調味料などが対象となる。年内には冷凍食品も取り扱い予定で、惣菜や精肉、デザートなどの本格展開が見込まれる。日本におけるライブコマース文化の定着も加速すると見られ、食品ECの新たな定番チャネルとなる可能性が高い。
飲食店向けTikTokShop支援の内容や費用、対象、募集枠などをまとめた表です。
食品ECの成長を加速させる新たな販売基盤
TikTokShopの国内本格展開と、松屋フーズ・GastroduceJapanの合弁による専門支援体制は、食品EC市場にとって大きな変革要因となる。若年層や小規模飲食店の参入障壁を下げるだけでなく、クリエイター経済やライブコマースの潮流と掛け合わせることで、今後2〜3年の市場成長を牽引する新たな販売基盤となる可能性が高い。