ECと実店舗をつなぐ顧客情報統合の新展開

ECと実店舗をつなぐ顧客情報統合の新展開

GMOメイクアプリとスマレジが連携 顧客情報の一元化を実現

GMOインターネットグループ傘下のGMOメイクアプリ株式会社は、モバイルアプリ開発SaaS『makeappli byGMO』とクラウド型POSレジ『スマレジ』とのシステム連携を2025年7月28日から開始した。これにより、自社ECアプリと実店舗POS間で会員情報やポイントなど顧客データの一元化が可能となり、OMO(Online Merges with Offline)戦略の推進を支援する。

システム連携図スマレジPOSレジと自社ECアプリ間の顧客情報・購買履歴データ連携を図解したイメージです。

ECと店舗のデータ分断を解消 顧客体験向上へ

リテール業界では、商品や価格以外での差別化として顧客体験(CX)の質が重視されている。一方で、ECと実店舗間で顧客情報が分断されている課題が根強く、CRM施策やパーソナライズ対応の精度を上げるにはデータ統合が不可欠だった。GMOメイクアプリとスマレジの連携により、実店舗とECの顧客情報が統合されることで、チャネル横断でのシームレスな接客や、購買履歴を活用した高度なマーケティングが実現可能となる。

連携による主なメリット

  • 顧客情報・ポイントの統合管理で一貫したCRM施策が可能
  • ECと店舗をまたぐ購買体験(例:店舗試着・EC購入)が実現
  • データ重複や手作業を排除し業務効率化とデータ品質向上
  • 共通ポイントシステムで顧客満足度とリピート率の向上

導入コストと今後の展望

『スマレジ』と『makeappli byGMO』の連携は、対象となるEC事業者向けに初期費用2万円(税別)・月額1万円(税別)で提供される。今後は顧客情報の一元化にとどまらず、購入履歴の統合やさらなる外部システムとの連携拡大も予定。LTV(顧客生涯価値)最大化に向け、パーソナライズ施策やロイヤルティ強化など、OMO時代の事業成長を後押しするサービス基盤として注目される。

OMO推進の基盤整備が加速

ECと実店舗のデータ統合はリテールDXの象徴的なテーマであり、今回の連携は中小から大規模小売事業者までのOMO推進を現実的な選択肢とする。今後の市場競争では、チャネル横断のデータ活用と顧客体験のパーソナライズが、事業成長とLTV向上の鍵を握るとみられる。

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