2025年上期EC不正購入の実態調査 Spider AF導入企業の転売目的不正注文は半年で19.5万件 1日平均1,067件発生

2025年上期EC不正購入の実態調査 Spider AF導入企業の転売目的不正注文は半年で19.5万件 1日平均1,067件発生

2025年上期におけるEC不正注文の現状

EC市場における不正注文の実態調査がSpider Labsにより実施され、転売目的の不正注文が依然深刻な課題となっていることが明らかになった。2025年上期(4月〜9月)に同社の転売対策ツール「Spider AF」を導入した157社のEC事業者で検知された不正注文は195,429件。これは全注文の約4.2%に相当し、1日あたり平均1,067件の不正注文が発生している計算となる。

不正転売の背景と市場成長

2025年上期のEC市場は前年比109%と大きく回復。消費者による日用品のまとめ買いや合理的な価格での購入が増加する一方で、初回注文の特典や割引を悪用した不正転売ヤーの活動も活発化している。これらの不正注文は配送コストやオペレーションコストの増加、顧客ロイヤリティの低下など、事業者のKPIに悪影響を及ぼしている。

年末商戦に向けたセキュリティ強化の必要性

2025年下期のEC市場は、年末商戦を中心にさらなる成長が見込まれているが、この時期は不正転売ヤーの活動も最大化する。特にブラックフライデーを含む11月下旬の「トリガー週」は、多くのジャンルで売上が急上昇するが、同時に不正注文のリスクも高まる。こうした背景から、商品の発送前段階で不正注文を検知し、対策を講じることが急務となっている。

不正転売対策手順図Spider AFの不正転売対策サービス導入手順

リアルタイム検知による転売対策の効果

Spider AFは、Botによる自動注文やジオマスキング(アクセス地域の偽装)など巧妙化する手口に対し、複合的なロジックでリアルタイム検知を行う。10項目以上のカテゴリを組み合わせた多角的な分析で、不正注文を可視化し、商品発送前の差し止めを可能にする。実際、Spider AF導入企業では「リスト型転売」への対策が進み、不正注文数がピーク時の3分の1まで減少した事例も報告されている。

AI活用による将来の不正検知強化

Spider Labsはビッグデータ解析と機械学習の技術を活用し、不正検知精度のさらなる向上を目指している。AIによる分析によって、人間や従来のルールベースでは見逃されがちな不正の兆候も早期に察知できるようになり、EC市場の安全性を高めるという。

不正転売対策は発送前検知が新常識へ

EC市場の成長に比例し、不正転売は高度化・巧妙化している。リアルタイム検知やAI活用など、発送前段階でのセキュリティ強化が今後のEC運営の必須要件となる。特に商戦期には、正規ユーザーを守るためにも実効性のある不正対策の導入が求められる。

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