NXグループによるSECAI MARCHEへのASEAN産直生鮮EC出資
NXグループがASEAN産直生鮮ECのSECAI MARCHEに出資
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXグループ)は、ASEAN地域で産直型生鮮品ECプラットフォームを運営する株式会社SECAI MARCHE(セカイマルシェ)への出資を発表した。両社は10月8日に資本業務提携契約を締結し、成長著しいASEAN域内の生鮮品流通市場での事業拡大を目指す。
ASEAN地域の生鮮品需要とコールドチェーンの強化
経済成長を背景に、ASEAN諸国の都市部では高品質かつ新鮮な食材への需要が高まっている。SECAI MARCHEは、生産者と消費者を直接つなぐ仕組みと、自社で構築したコールドチェーン物流を強みに、現地産や日本産の高品質生鮮品を安定供給している。食品廃棄率の低減にも寄与し、生産者・飲食店双方にメリットをもたらすサプライチェーンを構築している点が注目される。
日本産品の輸出拡大と政府目標
日本政府は2030年に農林水産物・食品の輸出額5兆円を目標に掲げており、ASEAN市場における日本産食材の需要拡大に期待が集まる。NXグループとSECAI MARCHEの連携により、日本の生産者がASEAN域内のホテルやレストランに直接販路を拡大できる体制強化が見込まれる。
SECAI MARCHEの事業概要
協業による事業領域拡大と物流効率化
- 生産地から消費地まで一貫したコールドチェーン強化
- マレーシアの高原地帯から都市部への最適輸送
- ミルクラン集荷や越境輸送を含む物流効率化
- 新たな輸送資材の開発による高品質維持
NXグループはグローバルで構築してきた物流効率化の知見を活用。SECAI MARCHEのプラットフォームと自社の物流ネットワークを連携させることで、ASEAN域内外での生鮮品流通事業の拡大と、サービスラインナップの充実を進める。
SECAI MARCHEの事業と今後の展望
SECAI MARCHEは2018年創業、従業員約70名。東南アジアのホテル・飲食店向けに産直生鮮品ECプラットフォーム「SECAI MARCHE」を展開している。今後はNXグループとの協業を通じて、ASEAN市場でのEC事業拡大と日本産品の輸出強化が期待される。
ASEAN生鮮流通における日系連携の加速
ASEAN域内の都市化と高品質食材ニーズの高まりを背景に、日系大手物流とスタートアップの連携が新たな市場機会を生み出す。効率的なコールドチェーン構築や越境ECの実現は、日本の農産物・食品の輸出拡大を後押しし、現地のサプライチェーン変革にもつながる。