スーパーデリバリー2025年7月~10月仕入れ価格動向レポート発表

スーパーデリバリー2025年7月~10月仕入れ価格動向レポート発表

主要カテゴリの仕入れ価格動向を指標化

卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」を運営するラクーンコマースは、2025年7月~10月における商品仕入れ価格の動向をまとめた「仕入れ価格動向レポート」を発表した。レポートは2019年を基準とした価格指数を用い、主要カテゴリごとの前期(2025年4月~6月)比変動と市場背景を分析している。

カテゴリ別価格指数グラフ米や防災用品など主要カテゴリごとの仕入れ価格指数の推移

米は大幅下落、ホビー・防災用品は上昇

この期間、最大の注目点は前期に異常高騰した米の価格が大きく沈静化し、前期比で-23.0%と大幅に下落した点だ。供給改善や前期の需要過多の反動が要因とされる。一方、ホビーは+104.2%と前期の下落から一転して最大の伸び率を示し、文具・事務用品(+33.7%)、DIY用品(+25.0%)も力強く回復した。防災用品は+16.6%と2期連続で上昇トレンドを維持している。

需要回復と季節要因が価格動向を左右

夏休みやハロウィン、クリスマスといった年末商戦を見据えた早期仕入れがホビーや文具・事務用品の価格指数を押し上げたとみられる。DIY用品は秋の気候による需要増が背景にある。防災用品は9月1日の「防災の日」前後の需要継続が価格上昇に寄与した。

価格低下カテゴリも明確に

米以外ではチョコレートが前期比-13.9%と夏場の需要減で価格が低下。オーラルケア(-8.7%)、スマホケース(-8.9%)も下落した。スマホケースは新モデル発売前の買い控えも影響した可能性がある。

価格指数の比較表各カテゴリの仕入れ価格指数推移(年度比較表)

仕入れ戦略の見直しが求められる局面

価格上昇が目立つカテゴリでは、需要拡大を的確に捉えた安定供給や積極的な販売が求められる。逆に、米やチョコレートなど価格が落ち着いた商品群は、セールやキャンペーンによる販売機会と捉えることができる。特に季節性の高い商品は、需要の回復期を見越した戦略的仕入れが重要となる。

調査概要と指標について

本レポートはスーパーデリバリー内の取引データをもとに、2019年平均を100としたジャンル別仕入れ価格指数を算出。2025年7月1日~9月30日を集計対象期間とし、実際の卸売取引価格の加重平均に基づく。消費者物価指数とは異なり、卸売段階での動向を反映している。

価格変動がEC事業者の仕入れ戦略に直結

2025年夏~秋にかけての仕入れ価格動向は、米やホビー、防災用品など主要カテゴリで大きな変化が見られた。季節要因やイベント需要を的確に捉えた仕入れ・販売戦略がEC事業者にとって競争力強化の鍵となる。今後も定期的な価格指数のモニタリングにより、迅速な経営判断が求められる。

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