複雑化したEC基盤のShopify Plusリプレイス事例公開 数万SKU対応とOMO戦略推進
数万SKUを抱えるECサイトが大規模リニューアル
イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」を運営する株式会社タイムマシンは、長年運用してきたEC基盤の複雑化を背景に、株式会社RESORTと株式会社Tsuzucleの協業によりECサイトの全面リプレイスを実施した。新システムはShopify Plusを採用し、数万点規模のSKU管理や複雑なビジネス要件、OMO戦略推進に対応する構成となっている。
複数のデバイスに表示されたイヤホン専門ECサイトの画面。リニューアル後のUI例です。
旧システムの課題とリプレイスの背景
e☆イヤホンの旧ECシステムはEC-CUBEをベースに長期運用されていたが、度重なるカスタマイズにより運用効率の低下やメンテナンスコスト増大といった課題が顕在化していた。特に商品情報が膨大で、更新作業や新たなマーケティング施策の迅速な実行が難しい状況となっていた。
Shopify Plus導入で運用コスト半減と業務効率化
Shopify Plusへの移行により、サーバー維持費や運用コストが従来比で約50%削減された。AI搭載の管理機能や豊富なアプリ連携により、データ分析や広告配信といった専門知識を要する業務も効率化。従来時間を要していた作業が誰でも迅速に実行できる環境となった。
UI/UX刷新と顧客体験の向上
リニューアルでは「秋葉原の熱量」「ガジェット好きの世界観」を維持しつつ、情報構造の再設計やナビゲーションの刷新を実施。買う・売るの導線を明確化し、ユーザーが商品を直感的に探せるストレスフリーな購買体験を目指した。
高度なバックエンド開発で複雑な要件に対応
Shopify標準機能では対応しきれないビジネス要件については、Tsuzucleがカスタム開発で対応。市場価格連動型の価格変動機能や、在庫ゼロ時に自動で予約販売に切り替わる機能など、数万点の新品・中古商品を管理する要件を実装した。
OMO戦略推進と事業の機動力向上
新基盤では、これまで分断されていた「店舗とEC」「新品と中古」といった領域をシームレスに接続し、OMO(Online Merges with Offline)戦略を強化。システムの柔軟性向上により、社内の意思決定や新規施策へのチャレンジも加速している。
大規模ECの課題解決とOMO加速の示唆
今回の事例は、複雑化したレガシーEC基盤からShopify Plusへの移行によって、コスト削減・運用効率化・高度な商品管理の実現が可能であることを示す。さらにOMO戦略の加速や、IT投資による事業の機動力向上といった、今後の大規模EC事業者にとって重要な示唆を与えている。