ECのミカタとYTGATEによる決済承認率可視化診断の共同提供開始
EC事業者向け決済承認率診断サービスが始動
株式会社YTGATEとMIKATA株式会社が運営する「ECのミカタ」は、EC事業者向けの決済承認率可視化診断サービスの共同提供を開始した。本サービスは、ECサイトの決済承認率の現状を明らかにし、業界全体の取引品質向上を目指すもの。
無料トライアルと健康診断レポート
本サービスでは、EC事業者が専用フォームに回答することで、決済承認率可視化診断ツール「YTGuard」を1か月無料で利用できる。さらに、YTGATEが保有する決済データをもとに、決済承認率ランクや改善傾向をまとめた「健康診断レポート」も提供される。診断は金額帯・商材カテゴリ・カードブランド・デバイス別など多角的な分析が特徴で、同業種・同規模の平均承認率との比較も可能となっている。
初回診断で明らかになった課題
年商30〜100億円規模の自社EC事業者100社を対象にした初回診断では、平均承認率が83.7%にとどまり、約半数が85%未満に位置することが判明した。これは業界全体で承認率改善の余地が大きいことを示している。
拡大市場と高まる不正被害リスク
国内EC市場は拡大を続ける一方、クレジットカード不正利用被害も増加傾向にある。2024年の被害総額は過去最大の555億円、2025年上半期時点で314.6億円と前年同期比21%増となった。不正防止のためカード会社が審査を厳格化した結果、正当な取引が否認されるケースも増え、ECサイトの売上機会損失が深刻化している。
決済承認率向上が売上最大化の鍵に
ECサイトのCVR(コンバージョン率)はアクセス数、申込率、決済承認率の三要素から成り立つが、これまで“決済承認率”に着目する事業者は少なかった。YTGATEはこれまで50社超の大手EC事業者で承認率改善を支援してきた実績を持つ。今回の共同提供を通じて、より多くのEC事業者が自社の課題を可視化し、売上最大化に向けた打ち手を講じられる環境を整える。
両社代表が語る取り組みへの意義
「ECのミカタ」を運営するMIKATAの小林亮介社長は、業界課題解決と成長に貢献するため、今後も積極的にコンテンツ発信・事業提携を推進する方針を表明。一方、YTGATEの高橋祐太郎社長は「決済承認率向上を通じてEC業界の“新しい当たり前”を創る」というミッションのもと、技術と人の力を融合し業界発展に寄与するとコメントした。
売上最大化には決済承認率の改善が不可欠
初回診断結果からも明らかなように、EC事業者の多くが決済承認率の壁に直面している。市場拡大とともに不正対策の厳格化が進む中、真の顧客を取りこぼさないためにも、承認率の可視化と改善は今後のEC事業運営において競争力の源泉となるだろう。